風、薫る:夕凪の記事を新聞社に提供したシマケンに、激しく怒りをぶつけるりん ピークの注目度が63.1%とやや低調だった第51回

連続テレビ小説「風、薫る」のメインビジュアル (C)NHK
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連続テレビ小説「風、薫る」のメインビジュアル (C)NHK

 俳優の見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「風、薫る」(総合、月~土曜午前8時など)の第51回(6月8日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者のうち画面にクギヅケになっていた人の割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、ピークは午前8時12分の63.1%だった。

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 「風、薫る」は、大関和(おおぜき・ちか)と鈴木雅(すずき・まさ)という2人のトレインドナース(明治時代に正規に訓練された看護師)をモチーフに、同じ看護婦養成所を卒業した2人が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり合いながらも成長し、やがては“最強のバディー”になっていく姿を描く。見上さんが一ノ瀬りん、上坂さんが大家直美を演じる。

 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。

 ◇注目度は低調 60%台後半に一度も届かず

 第51回は、夕凪(村上穂乃佳さん)を救いたい一心のりん(見上さん)が、新聞社を訪ねる。だが、編集長の綿貫(小松和重さん)から、逆に意外な提案をされ戸惑ってしまう。一方、直美(上坂さん)は夕凪に寄り添い、献身的に看病を続けていた。ある日、新聞を開くと、そこにはある記事が掲載されていた。

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 この日の注目度は、全体的に低迷し、5回ぶりにその日の最高値が70%台に届かなかった。60%台後半にすら届かなかったのは「風、薫る」で初めて。

 ◇新聞社に記事を提供した“犯人”はシマケン!

 この日、最も注目度が高くなったのは午前8時12分(63.1%)。新聞に、夕凪のことを連想させる記事が出ていた理由がわからないりんは、「瑞穂屋」を営む清水卯三郎(坂東彌十郎さん)を訪ねる。「この記事は卯三郎さんが新聞社に?」と問うりんに、卯三郎は今ひとつはっきりと答えない。その時、奥の卯三郎の部屋からシマケン(佐野晶哉さん)が現れ、「僕が働いている新聞社に夕凪さんの話をしたら記事を書かせてくれて……」と打ち明ける。そんなシマケンにりんが怒りをぶつけるのが午前8時12分台だ。

 「新聞には、文字には力がある。世間に夕凪さんのことを知らせたら、きっと……」と言うシマケンに、「きっと、どうなるんですか?」とりんは詰問。「夕凪さんはもっとひどいことになるかもしれないんですよ」「いいえ! きっとそうなります」と次第に感情を高ぶらせる。卯三郎は「シマケンさんは助けようと……」とかばうが、りんは「助けたいんです!」と言い切ると、その場を去る。

 りんに思いを寄せるシマケン。りんのため、夕凪を救おうと動いたのだろうが、裏目に出た形だ。普段は温厚でおっとりしたりんが、ここまで感情をあらわにするとはシマケンもびっくりしたかもしれない。視聴者にとっても、思わず画面に集中してしまう場面だった。(文・佐々本浩材/MANTANWEB)

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