10月スタートの今期ドラマで平均視聴率首位を更新中の米倉涼子さん主演の連続ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子」(テレビ朝日系)について、同局の早河洋社長は29日の定例会見でヒットの要因を分析し、前作に引き続き主演を務める米倉涼子さんの存在感に加え、光る脇役の演技と勧善懲悪で時代劇をほうふつさせる中園ミホさんの脚本を絶賛した。
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「ドクターX」は、天才的な腕を持ちながら組織に属さず、フリーランスとして病院を渡り歩く、米倉さん演じるクールで型破りな外科医・大門未知子を通して医療現場を描いたドラマ。前作は2012年10月期に放送され、最終回に同年民放ドラマ最高の平均視聴率24.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。続編は初回22.8%(同)、第2話23.1%(同)と今期ドラマ平均視聴率首位をキープしている。
早河社長は「硬直した医療の中でフリーランスの女医が立ち向かう姿が受けているのでは」とヒットの要因を分析。「米倉涼子さんのような独特な存在感を持った女優さんにドラマがフィットしており、また脇を固める俳優陣の演技もすばらしくヒロインを引き立てている」と続け、「脚本は勧善懲悪で時代劇のような要素もある。また脚本家の中園ミホさんの得意とするコメディー要素も入っている。よくできている」と評価した。
また今期ドラマでは、人気ドラマ「相棒」の最新シリーズも今期ドラマ平均視聴率3位と高視聴率をマークしていることなどから、早河社長は「7月クールは視聴率がやや低空飛行だったが、ここにきて持ち直している」とコメント。今年の視聴率争いで同局は現在、ゴールデン(午後7~10時)、プライム(午後7~11時)、プライム2(午後11時~深夜1時)で首位の3冠に位置しており、全日(午前6時~深夜0時)は日本テレビに続く2位につけているが「残り2カ月、年末までなんとかトップ争いは制するのではないかと思っている」とさらなる飛躍に期待を寄せている。(毎日新聞デジタル)
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