中島知子:ヌードにも初挑戦 主演映画の舞台裏を赤裸々告白

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 元お笑いコンビ「オセロ」の中島知子さんの主演映画「ハダカの美奈子」(森岡利行監督)が9日に公開された。今年4月に芸能活動を再開した中島さんにとって、女優として本格再始動となる意欲作だ。役作りのためにロングヘアを40センチカットし、劇中ではヌードにも初挑戦していることから大きな話題を呼んでいる。「出来映えは150点満点! 女優・中島知子をなんとか出せたかな」と手応えを感じているという中島さんに、撮影のエピソードや見どころ、今後の展望を聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 映画は、人気番組「痛快!ビッグダディ」(テレビ朝日系)でおなじみのビッグダディの前妻で、タレントとしても活躍中の美奈子さんの自伝「ハダカの美奈子/ビッグダディとの2年間、あたしの30年間」(講談社)が原作。ひたむきに生きる美奈子と6人の子供たちの現在、そして10年後の未来を描いている。

 ◇「ビッグダディ」が好きだった

 中島さんが映画に主演するのは2006年公開の「三年身籠る」以来、2度目。久しぶりの女優業ということもあって「マジで緊張してる」と明かす中島さんだが、もともと「ビッグダディ」が好きだったということもあり、「ずっと見てきた美奈ちゃんの物語が映画化されて、しかも出演できるなんてうれしかった」と笑顔を見せる。

 実在する人物を演じることについては「みなさんのイメージもあるので、大変だなと思いました」と語る半面、役作りは「自然に任せて演じた」という。「美奈ちゃんと接することで、なんとなくできていった感じ。共演した子どもたちもみんないい子たちだったので、役に入りやすかった。『ビッグダディ』同様、映画もドキュメンタリー的なところがあるので、自然に任せて演じました」と振り返る。

 今作では、美奈子さんも長男・シオンの婚約者役で特別出演。撮影での美奈子さんの印象を「テレビのまま明るくて。全然緊張していなかったし、周りに溶け込むのも早かったですね」と語り、「いい役者さんだと思った」と賛辞を送る。また、子どもたちとのシーンは「現場も和気あいあいでした。みんなで他愛のないことをしゃべったり、私も一緒になってお目当てのお弁当を取り合ったり」と大家族さながらの撮影だったようだ。

 ◇ヌード撮影は「意外とあっさり」

 一方で、注目のヌードシーンについて「撮影は意外とあっさり終わってしまいました!」と笑い、「スタッフのみなさんはそういう現場に慣れているので、恥ずかしがる感じでもなかった」と振り返る。今回、ヌードに挑戦したことについては「もともと“ぬれ場”をやってみたかったんですよ」と明かし、実際にそういったシーンも撮影したというが、「今回の映画は家族にも見てほしいということでカットされました」と残念そうに語る。

 試写で友人と完成作を見た際には、「『別に裸のシーンなくてもいいんじゃないか』といわれましたけどね」と苦笑しつつも、「あのシーンは、美奈ちゃんの人生のリアルを出すためには必要だった」と中島さんは力説する。「見どころの一つのシーンになってほしい」と語り、作品全体を「10年後、成長して大人として巣立っていく子どもたちの姿が生き生きと描かれている。美奈ちゃんの将来をのぞいてみたい方はぜひ(見てほしい)」とアピールした。

 長年、コンビとして活動した「オセロ」を解散し、今作で女優として本格始動した中島さん。今後の夢は「女優業を中心にやっていくこと」だという。「いろいろな役を演じてみたい」と意欲を見せ、「悪女とか、それから女刑事なんかにも挑戦して、アクションもやってみたいですね」と目を輝かせた。中島さんの主演映画「ハダカの美奈子」は全国で公開中。

 <プロフィル>

 なかじま・ともこ。1971年8月26日生まれ、京都府出身。93年、お笑いコンビ「オセロ」を結成し芸能界デビュー。コンビの活動と並行して、ソロでもバラエティー番組の司会や、女優として活躍。一時静養のため芸能活動を休止していたが、2013年4月に復帰し、「オセロ」を解散。現在は女優に加え、歌手としてライブ活動や、監督業もこなしている。女優としての主な代表作は、テレビドラマでは「恋愛偏差値」(フジテレビ系)、「アットホーム・ダッド」(同)、「ルームシェアの女」(NHK総合)、映画では「三年身籠る」(06年)、「引き出しの中のラブレター」(09年)がある。今年9月に初のヌード写真集「幕間 MAKUAI」(講談社)を発売した。

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