テレビ試写室:「S−最後の警官−」 向井理が肉体派に! 新たな魅力開花

ドラマ「S(エス)-最後の警官-」の一場面
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ドラマ「S(エス)-最後の警官-」の一場面

 ドラマからドキュメンタリー、バラエティー、アニメまで、さまざまなジャンルのテレビ番組を、放送前に確認した記者がレビューをつづる「テレビ試写室」。今回は12日午後8時54分からスタートする連続ドラマ「S−最後の警官−」(TBS系)だ。

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 「海猿」「DOG×POLICE」の小森陽一さんが原作、藤堂裕さんが作画を担当するビッグコミック(小学館)で連載中のマンガ「S−最後の警官−」が原作で、テレビ放送前に早くも映画化が発表されている。

 主演の向井理さんが演じるのは、元プロボクサーの警察官・神御蔵一號(かみくら・いちご)。第1話では、一號がまだ公表されていない警視庁の新設の特殊部隊チームで、第3の「S」と呼ばれる特殊急襲捜査班(NPS)に所属した経緯が語られる。

 スリムで線の細いイメージの強い向井さんだが、今回は肉体派の役柄。猪突(ちょとつ)猛進で体育会的な性格の一號を好演している。撮影が始まる約1カ月前からスケジュールを空けて、禁煙をし、役作りのためにジムへ通ったといい、ボクシングシーンをはじめとする多彩なアクションも、キレがあって見応えがある。

 向井さんとの初共演が話題となっている綾野剛さんも、冷静沈着な性格ながら一號の影響を受けて内に秘めた熱さを見せるスナイパー・蘇我伊織を熱演。今後描かれていくだろう向井さんとのぶつかり合いに期待が持てる。

 第1話では、警察庁1の切れ者と呼び声も高い大森南朋さん演じるNPS隊長・香椎秀樹、初の連ドラ出演を果たす土屋アンナさん演じる警察庁科学警察研究所・研究主任の横川秋など、主要キャラも勢ぞろいしていて、見逃せない内容となっている。毎週日曜午後9時放送、初回は25分拡大で、午後8時54分から10時13分まで。

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