林遣都:津川雅彦の厳しさに感謝「頭が上がらない」

時代劇「銀二貫」の記者会見に登場した林遣都さん
1 / 9
時代劇「銀二貫」の記者会見に登場した林遣都さん

 俳優の林遣都さんが7日、東京都内で行われた主演時代劇「銀二貫」(NHK総合)の記者会見に出席。今回、時代劇に初挑戦した林さんは、昨年11月から京都で行われたという撮影について、「3カ月間、一度も気を抜かずに、やりきったつもりです」と手応えを感じている様子。撮影期間中は共演の津川雅彦さんから厳しく接せられ、「悔しい思いもした」と明かした林さんだったが、「(共演の)いしの(ようこ)さんから『津川さんは(林さんを)奮い立たせてやろうと思ってあえてそう接している』とあとから聞いて、頭が上がらないと思った……」と“大先輩”に感謝していた。

あなたにオススメ

 「銀二貫」は、「大阪の本屋と問屋が選んだ ほんまに読んでほしい本」を選ぶ「Osaka Book One Project」の第1回受賞作である高田郁さんの同名小説が原作。江戸時代の大坂・天満を舞台に、あだ討ちで武士の父を亡くした松吉(林さん)が、寒天問屋の丁稚(でっち)となり、商人として成長していく姿を描く。父とともに殺される寸前だった松吉を銀二貫で救った寒天問屋の主人・和助を津川さん、得意先の料理屋の娘で松吉との淡い恋が描かれる真帆を松岡茉優さん(子供時代は芦田愛菜ちゃん)、寒天問屋の番頭・善次郎役を塩見三省さんが演じる。語りは、山口智充さんが担当する。

 会見には、塩見さん、いしのさん、脚本を担当した森脇京子さんも出席。 「この作品は僕の宝物」とあいさつした林さんは、「第1話の試写を見て、感謝の気持ちがあふれ出てきて……。時代劇をやったことのない僕を主人公に選んでいただいた喜びと感謝の気持ちでいっぱい」と関係者に感謝。撮影中は、松竹京都撮影所(京都市左京区)の隣に住んでいたといい、「オンオフなんていらないと思って、気持ちをすべてそこにささげた。(ドラマで描かれる)苦しい毎日を送りながらも、支え合って必死に生きる人たちの姿を見て、元気が届けばいいなと思っている」と力を込めた。4月10日から午後8時~同43分放送。全9回。

写真を見る全 9 枚

テレビ 最新記事