ドラゴンボールDAIMA
第11話 デンセツ
12月23日(月)放送分
ヒロユキさんのギャグマンガが原作で4月から放送が始まるテレビアニメ「マンガ家さんとアシスタントさんと」。放送直前の収録現場で愛徒勇気役の松岡禎丞さん、足須沙穂都役の早見沙織さん、音砂みはり役の能登有沙さん、黒井せな役の釘宮理恵さん、風羽りんな役の井口裕香さんの5人に演じてみての感想やアニメの見どころなどについて聞いた。アニメは4月7日からTOKYO MXで放送される。
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−−まず原作を読んだ印象と実際に演じみての作品の感想は?
松岡 原作自体をかなり前から読んでいて、題名通り、マンガ家さんとアシスタントさんの日常を描きながら、ぶっとんだ展開やちょっとエッチなところもあったりして、おもしろい作品だなと思っていました。あと愛徒はいい部分も悪い部分もあるけど、ある意味、純粋なんだろうなと(笑い)。アニメも原作に忠実で、この忠実さに僕も負けていられないと気合が入りました。
早見 原作はドタバタしたシーンが多いけど、どこかゆっくりリラックスして読めるまったりした部分もあって。お風呂上がりに好きな飲み物を飲みながら読みたい作品だなと思いました。そして映像化して声や音がつくとよりテンポ感も出て、ノリのいいアニメになったのではないでしょうか。原作と同じようにお風呂上がりに見てもいいし(笑い)、深夜に見ても気軽に楽しめると思います。
能登 原作を読み始めたらテンポが良くて、愛徒の表情がコロコロ変わるのが楽しくて、気がついたら10巻まで一気に読んでました。アニメで私が演じる、みはりはツッコミ役なので、愛徒の暴走を止めつつ、雰囲気を楽しくするような役回りだなと思いながら演じさせていただいています。
釘宮 愛徒君はまじめにマンガ家さんとして頑張っている姿と、すごくヘンタイな部分が同居していて、真剣に楽しめばいいのか、「バカだな」とあきれながら読めばいいのか、こちらの気持ちを揺さぶってくれる(笑い)、いい意味でおもしろい作品だなと思いました。せなを演じる時、「愛徒のことを本当に嫌いなままでいいんですか?」と音響監督さんにご相談したら、「すごく好きの裏返しで大嫌いという拒否感を持って演じてもらって大丈夫です」と言われて(笑い)。毎回楽しく演じさせていただいています。
井口 原作を読んで最初に思ったことは、キャラの名前がみんなおもしろいなって。テンポ良く、サクサク見られるのはアニメも原作も同じだなと。演じていても毎回あっという間に収録が終わってしまう感じで。りんなは女性キャラの中で唯一、愛徒さんのことを大好きと公言したり、態度で示したりしている子で、例えどんなヘンタイなところがあっても「全部好き!」という。彼女も若干、暴走気味なところや、ズレているところもあったりして、演じていて楽しいです。
−−自身が演じるキャラの印象と演じる時に心がけたこと、自身と比べて似ている点は?
松岡 はたから見てヘンタイに見えても、愛徒本人にとっては真剣で、どこまでも素直な男なんです。だからこそ喜怒哀楽がはっきりと出るし、僕自身もその緩急のつけ方は意識して演じているので、愛徒の表情や行動の一つひとつを楽しんでいただけたらいいですね。僕と似てる点は……。
井口 犬っぽいところ?
松岡 そうですね(笑い)。あと物事に対して一直線な姿勢は似ていると思います。ただ、僕は一度決めたらやらないと気が済まないけど、大ざっぱなところもあるので、パンツに対しての思いは、形はどうであれ、これだけ一つのことに執着できる愛徒がうらやましいです。
早見 足須さんは愛徒さんの保護者みたいな立ち回りをしていることが多いので、愛徒さんと話している時は母のような広い心を持ちながら接しているのでは?と想像しながら演じてます。ただ足須さんは一人前のマンガ家になるという夢を持って、アシスタントをしているので、夢を追いかける女の子感も垣間見えて、そのギャップがおもしろいなと思います。また登場人物の中で一番常識人かと思いきや、壊れるところは壊れるので、そこも楽しいですね。あと愛徒さんをすぱっと切る時の切れ味も鋭くて剣士みたいだなと(笑い)。足須さんは身近にいそうな人なので、親近感は感じてます。
能登 初めて原作を読んだ時のみはりの印象は、ただ怒ってる人だったけど、アニメになって実際に動いて表情が変わるみはりを見ると、愛徒のことを思って、たしなめていたり、叱ったり、つっこんだり……ちょっと行き過ぎてプロレス技みたいになっちゃってますけど(笑い)、そういうところに、みはりなりの愛徒に対する愛情を感じました。また、乙女なところがちらちら見えて、普段ぷりぷりしている分、かわいらしく見えたらいいなと意識して演じています。みはりと似てるところを挙げるとすれば、私は3人姉弟の一番上のお姉ちゃんで、下2人の弟に「宿題やりなさい!」と言ってる感覚に近いかな。
釘宮 せなちゃんは絵が上手で、超優秀なアシスタントさんで、すごくプロ意識も高くて、仕事に熱心なのが唯一カッコイイところなので(笑い)、キリッとやりたいなと。
早見 激似ですよ!
釘宮 そんなことないよ(笑い)。でも絵はまったく描けないので、すごいなと演じながら感心してしまいます。あと19歳なのに見た目が子供で、ちょっと弱いところを突かれるとあわあわしたり、反応が初々しくて。若過ぎず、幼過ぎず、そんな19歳らしさを出せたらいいなと思いながら演じてます。
井口 名前通り、彼女の個性である、ふんわりしたところが出せたらいいなと思いながら演じています。りんながアシスタント募集に応募して愛徒の仕事場にやってきた時、「トーンって何ですか?」と聞いたり、ベタと聞いて愛徒にベタ~ッと抱きついてみるなど、よくわかってないくせに、「気持ちだけは頑張ります」とか「好きだから、やる!」みたいにあまり考えずに一直線に行動してしまうところは似てるかも。逆に、りんなは愛徒が好きだけど、自分以外のみんなにも好きになってほしいと思ってしまうところは絶対、似てません。
(一同爆笑)
井口 あとぱっと見、ふんわりなら似てるのかも。私、実はりんなはふんわりしてるけど、心からふんわりしてるのかなと疑問に思っていて。
(一同「おおっ」)
井口 「みんなが先生のことを好きでいい」と言いながらも、心に秘めた思いがあるのではないかなと。あくまで想像ですけど(笑い)。
−−最後に作品の魅力とアニメの見どころをご紹介ください。
井口 個性豊かなキャラたちが画面狭しと表情を変えながら動いているので、ハイテンションで楽しい作品ならではの、勢いのあるアニメを楽しんでいただけたらと思います。足須の妹の沙穂乃や動くブラニャーも注目ですよ!
釘宮 松岡君が生き生きと愛徒君を演じていて、それにかわいくて魅力的な女子陣がひきながらという構図で(笑い)。そんな中でものびのび演じている松岡君の背中を見て安心してついていっています。皆様にもぜひアニメを見ていただいて、楽しんでいただけたらと思います。
能登 1話約13分という短い時間ですが、その中に200%くらい、愛と勇気と笑いをぎゅっと詰め込んでいる、密度の濃さがこのアニメの見どころかなと思います。皆さんに気軽にクスッて笑ってもらえる時間をお届けできたらと思って作っていますので、ぜひ見てください!
早見 アニメで演じていると、キャラたちが現実世界にいるんじゃないかと思えるくらい、身近に感じられて。愛徒たちマンガ家さんの生活をのぞき見たり、一緒の世界にいる感覚で見るとより楽しめると思います。お気に入りキャラを見つけたりして、自分と重ねながら見ていただければうれしいです。
松岡 アニメを一度でも見ていただければ、この世界に引き込まれてしまうのは間違いありません! 僕も愛徒のように熱く、毎回120%以上でぶつかっています。マンガのコマから飛び出した、愛徒たちが織り成す、楽しくて、かわいくて、おもしろい『マンアシ』ワールドを存分に楽しんでください。
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2024年12月25日 11:00時点
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