市村正親:胃がん療養中で妻・篠原涼子に感謝 涙浮かべ家族愛語る

会見で時折目に涙を浮かべ妻への感謝の思いを語った市村正親さん
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会見で時折目に涙を浮かべ妻への感謝の思いを語った市村正親さん

 俳優の市村正親さんが3日、東京都内で行われた会見に登場し、胃がん発表後初めて元気な姿を見せた。精密検査を勧めた妻で女優の篠原涼子さんに対して「(子供など)いくつか宝をいただいたが、元気な体という宝をまたいただいた気持ち」と時折涙を浮かべつつ感謝の気持ちを表現。先月(8月13日)誕生日を迎えた篠原さんに何をプレゼントしたかと聞かれた市村さんは「妻からは『あなたが健康な体になったことが私にとって最高のプレゼント』と言われました」と照れた様子を見せながら笑顔で語った。

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 手術で胃を半分切除したことを明かしたが、食事面では「上の子が6歳で下の子が2歳半なのに、また3人目が生まれちゃった、みたいな」と篠原さんが妻として気遣ってくれていることに感謝し、「とても心地いい回復なので、前向きに(考えている)」と話した。静養中で家にいることが多くなり、「せっかくこういう機会を与えてもらったので、(この時間を)大事にしたい。子供たちは僕が(舞台などで自宅に)いなかったとき耐えていたんでしょうね。休んでいる間は子供と(の時間を)楽しんでいる」と家族に対して思いをはせながら、時折目に涙を浮かべ、ハンカチで拭っていた。

 市村さんは今後、月に1回の頻度で5年間かけて検査していく予定。今の体力づくりはホットヨガとジムで、酒類は控えているが、「お酒は好きなので、今後は週に2回の休肝日をとることにしました」とコメント。「(お酒をやめるのは)だめでしょうー!」と快活な様子で語った。

 市村さんは6月下旬に体調不良のため病院へ行ったところ、急性胃炎と診断され、その後入院。その際に念のためにと受けた検査で胃に腫瘍が見つかり、病理検査の結果、悪性と診断を受けていた。胃がん発覚後はミュージカル「ミス・サイゴン」を降板し、主演ドラマ「おやじの背中」最終回の出演も断念。約2週間の入院の間に腹腔鏡手術を受けて退院し、その後は自宅で静養していた。10月上旬から始まる、ミュージカル「モーツァルト!」の稽古(けいこ)には参加するという。

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