泉ピン子:“お母さん”役は「これで最後」 朝ドラ「マッサン」竹原市で撮影

NHK連続テレビ小説「マッサン」の会見に登場した泉ピン子さん
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NHK連続テレビ小説「マッサン」の会見に登場した泉ピン子さん

 女優の泉ピン子さんが12日、広島県竹原市で行われた9月末から放送のNHK連続テレビ小説「マッサン」の収録と会見に登場。俳優の玉山鉄二さんが演じる主人公・亀山政春の母を演じる泉さんは「お母さんと呼ばれる役は、これで最後です。これからはおばあちゃんと呼ばれる役になっていきます。玉山君に『お母ちゃん』と呼ばれるなんて、こんな(女優)冥利なことはありません」と語った。

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 竹原市の「竹鶴酒造」で撮影した泉さんは「とっても(1983年に同局で放送された朝ドラ)『おしん』の加賀屋に似ているんですよ。当時のままなんだな、と思って。こういう文化を残していかないといけないですよね」としみじみ。

 さらに泉さんは「きっと(脚本を担当した)羽原(大介)さんが私をイメージして書いてくださってるんじゃないですかね。いいことは全部婿養子の(夫役の)前田吟さんが持っていってます。嫌なことは全部私にやらせています」と笑いながら明かした。またドラマの「1週目を見ましたけれど、(自分は)貫禄があるわね」と目を見張り、「(1週目を撮ってから)2カ月間あったんだけれど、(体重を)ワンサイズ落としました。きっとマッサン(政春)が出て行って、強がりを言ってるけれど、心労があるんじゃないかな、という思いがあるので」と役作りについて語った。

 「マッサン」は、国産初のウイスキー製造に挑む夫婦の奮闘を描く竹鶴政孝とその妻の英国人妻・リタがモデルで、主人公の名前を亀山政春とエリーに変えて玉山さんと米女優のシャーロット・ケイト・フォックスさんが演じる。「マッサン」は、難しい日本語と奮闘したヒロインが愛情を込めて呼んだ夫の愛称で、夢に生きる不器用な日本男児と大阪弁を話す気品あふれる英国人妻という凸凹夫婦の人情喜劇が展開される。放送は29日~2015年3月28日で全150回。

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