永作博美:石田ゆり子と入れ替わりドラマ 「とても混乱した」

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 女優の永作博美さんと石田ゆり子さんが6日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で行われた14日スタートの連続ドラマ「さよなら私」(NHK総合、火曜午後10時)の試写会後の会見に登場した。ドラマは、2人が演じる41歳の女性の心が“入れ替わる”という物語。数々の作品に出演し、演技派として知られる2人だが、「とても混乱した。とにかく演じるのが難しかった」と口をそろえて苦労を語った。

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 「さよなら私」は、人気脚本家の岡田惠和さんが手がけるオリジナルストーリー。高校時代に親友だった友美(永作さん)と薫(石田さん)が、同窓会で久しぶりに再会する。友美は家庭に生き、薫はキャリアに生きるという対照的な人生だったが、2人はかつての親密な時間を取り戻す。しかし、その裏で薫は友美の夫(藤木直人さん)と不倫関係にあり、真相を知った友美ともみ合ったはずみで、2人の心は“入れ替わって”しまう。そして2人は互いの人生を歩むことになる……と展開する。

 永作さんは「正反対の女性を一度に演じたので、“多重人格者”のような気持ちで取り組んだ」と役作りを語り、石田さんは「スタッフの方も私たちを、友美と薫のどちらで呼べばいいかわからなくなったみたいです」と周囲の混乱も明かした。一方で、永作さんは「いつもより台本を深く読み込めた」とコメントし、石田さんは「クランクインした3カ月前よりもスキルが上がったかなと思う」と手ごたえを語った。

 会見には、藤木さんと岡田さんらも出席。藤木さんは「初の本格的な父親役。子役の可愛らしい演技に助けてもらいながら楽しく演じた」とにっこり。岡田さんは「脚本家になって25年で初めて、撮影前に全話分を仕上げた。かなりの自信作」と胸を張ったが、永作さんに「ありがたかったが、実際受け取ってみたら、全話を最初から持つのは人生として重すぎて。少しずつもらうほうがいいなと思った」と本音をいわれ、苦笑していた。全9回。

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