女優の黒木華さんが、14日放送のドキュメンタリー番組「ノンフィクションW　失われたオスカー像 ～日本人初 アカデミー賞女優ナンシー梅木の生き方～」（WOWOW）でナレーターを務めることが12日、明らかになった。

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　番組は、日本人初で唯一のオスカー女優であるナンシー梅木さんの真実に迫る内容。ブロードウェイミュージカルや映画などで活躍した梅木さんだったが、1972年、突如姿を消した。2007年に梅木さんの訃報が届くまでの35年間、消息は謎に包まれていたが、これまで取材を拒み続けてきた梅木さんの息子が初めて真実を明かす。また、ペギー葉山さんら、元共演者のインタビューから、彼女の生き方を追う。

　黒木さんは、「小さいおうち」（山田洋次監督）で第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞（銀熊賞）を受賞するなど海外でも高い評価を受けているが、「わたしと一緒にしてはいけないですよ！　これまでオスカーを取った俳優はナンシーさんしかいないですし、彼女にしかわからないことがたくさんあるんだと思います」と謙遜。また、同番組の見どころについて黒木さんは、「華やかな部分の陰で、彼女の人生などは、これまで知られてこなかったことだと思うので、そこを見てほしいですね。あとはナンシーさんに関わる旦那さんや息子さんの愛情にも感動しました。彼女は本当にチャーミングですし、愛されているんだなと。そういう人間性が魅力的でした」と話している。

　番組は14日午後1時からWOWOWプライムで放送。