堀口恭司:UFCフライ級タイトル戦に自信 「不安はまったくない」

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 カナダ・モントリオールのベルセンターで25日(現地時間)に開催される総合格闘技のイベント「UFC186」で、アジア人初のUFC王者を懸けてタイトル戦に挑むフライ級の堀口恭司選手がこのほど、東京都内で行われた会見に登場した。タイトル戦で堀口選手は、師匠の山本“KID”徳郁選手がUFCデビュー戦で敗北した相手としても知られるデメトリアス・ジョンソン選手と対戦し、試合の模様は現地から生中継でWOWOWで放送される。5歳から始めた空手をベースにしたファイトスタイルで、UFC4戦全勝でタイトル戦に挑むことになった堀口選手に試合への意気込みなどを聞いた。

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 −−早いタイトル挑戦となりましたが、決まった時の心境は。

 あー、やっぱり来たか、と。(UFCで)4連勝した時点で、マネジャーが(タイトル戦が)あるかもしれないと言っていたので、「あったらあったでいいよ」と。不安はまったくないですね。

 −−山本“KID”徳郁さんが(ジョンソン選手と)以前に対戦したとき、どう思いましたか。

 俺がやれば勝てる、と(笑い)。(KID選手からは)まあ、(タイトル)取るでしょ、みたいな。取っちゃうでしょ、みたいな感じで言われています。

 −−試合のポイントは。

 自分のスピードとパワーですかね。(ファイトスタイルは)まったくかみ合わないと思います。向こうは寝技重視の選手なので。ひたすら寝かせに来ると思うんですが、自分は立ち(技)で戦う。いつでも打てるタイミングを作って、相手が崩れた時にバッと詰めていく。まあ、いつも通りですね。やっぱりチャンピオンだからすごいとは思いますが、対戦している選手がいつも同じタイプなので、(自分のように)今までにないタイプには、戸惑うと思います。

 −−どのような試合を想定していますか。

 想定しているのは長期決戦。やはり(ジョンソン選手は)体力もあるし。でも短期決戦でもちゃんと決着をつけられるように練習しています。お互いに未知の(相手との)戦い。面白い試合になるんじゃないかと思います。自分の動き(のベース)は空手なので、それで勝ちます。

 −−タイトル戦に向けて、トレーニングなどで変化した部分はありますか。

 空手の(練習の)日数をこれまでの1日から3日に増やしただけで、あとはいつも通りですね。朝に筋トレで走って、夜はスパーリングとか、技術面の練習が中心です。特別、何か変わったことはありません。

 −−勝てばアジア人初のタイトルですが、プレッシャーは。

 それほど意識したことはないですね。勝てばベルトが来るというだけで。(アジア人で初は)自分には関係ない。プレッシャーも特にないですね。自信はあります。KOで勝つ。ベルトを持って帰ってくるので、応援よろしくお願い致します。

 番組は26日午前11時からWOWOWライブで放送される。

 <プロフィル>

 ほりぐち・きょうじ。1990年10月12日生まれ、群馬県出身。2009年に全日本アマチュア修斗選手権フェザー級で優勝、2010年に修斗フェザー級新人王トーナメントで優勝&MVP。13年10月にUFCデビューしこれまで4戦全勝。

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