WOWOWは毎週土曜午後1時に「WOWOWオリジナルドキュメンタリー」枠として、「ノンフィクションW」と「国際共同制作プロジェクト」の2番組を両輪に、国内外のさまざまなテーマを扱ったオリジナルのドキュメンタリー番組を放送している。6月6日に放送される「ノンフィクションW より強く、より速く、より高く~富樫勇樹 167cmのNBA挑戦記~」のプロデューサーを務めたWOWOWの制作局スポーツ部の早川敬さんに、番組の魅力を聞いた。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
--番組の概要と魅力は?
2メートルを超す大男が支配する世界最高峰の北米プロ・バスケットボールリーグ「NBA」。その舞台に向かって、身長167センチの富樫選手が、持ち前のスピードとバスケットボールIQを武器に、苦悩しながらも挑戦する姿を1シーズン追いかけました。
日本のバスケットボール界が不穏な空気に包まれている中で、そもそも日本人としては一番遠いといわれていたプロスポーツの世界“NBA”に、日本人の中でも小柄な富樫勇樹選手が挑もうとする、その心意気に感動しました。そして日本人としては史上2人目(2004年)の田臥勇太選手(現NBLリンク栃木ブレックス)となるNBA選手が誕生するかもしれないという過程をカメラに収めたかったからというのも一つのきっかけです。
バスケットボールでの特異な才能を持っている以外は、いたって普通の21歳のやや人見知りの若者の本音の部分を聞き出せるよう、いい距離感を保つことを心がけました。
チームがアウェーに遠征する行き帰りは飛行機を使うのですが、直前でフライト時間が変更されていることが判明し、密着取材スタッフの航空券を変更するのが大変でした。また取材可能な練習とチーム広報にいわれて行った体育館に、選手を含めたチーム関係者が誰もおらず、親子運動会が開催されていたということもありました。でも、チーム広報のトラビスさんはメチャクチャいい人です。
いつもはひょうひょうとしている富樫選手のオン、オフコートの素顔、そしてNBAという壁に直面した時の苦悩とそれを乗り越えていこうと奮闘する若者の姿です。
日本のバスケットボール界の未来の一つの指標となりうる富樫勇樹という才能が成長していく姿をぜひご覧ください!
WOWOW 制作局スポーツ部 プロデューサー 早川敬
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