お笑い芸人のバカリズムさんが脚本を手掛けたドラマ「かもしれない女優たち」(フジテレビ系)に出演した女優の竹内結子さん、真木よう子さん、水川あさみさんが、このほどバカリズムさんと4人で取材に応じた。同作は人気女優の3人が“売れていなかったら”という別の人生を歩む本人役を演じる異色のドラマ。バカリズムさんの脚本について、竹内さんは「女性同士ってこんなにえげつない会話するんだとか、バカリズムさんが普段から女性の怖いところを探り探り見ているんだと思ったら、油断ならない」と冗談めかして話しつつ、「私が私を演じるのは不思議な感じ」と印象を語った。
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また、真木さんは、「バカリズムさんの脚本は独特でコントとかいつも書いているから、会話のテンポが入ってきづらく、“バカリズムぐせ”というのがあって、間の取り方とか、それをどうやるかが難しかった」と演じる側としての苦労を明かしつつ、作品については「企画自体が面白いし、それを考えられる升野(バカリズム)さんって本当に多才な方。やっていても面白いし、絶対見ないと損!」と大絶賛。水川さんも「リズムが、台本にできあがっていて、それをどうやるかが難しい反面、私は楽しかった」と明かし、「すごい長回しで撮ったり、普段のドラマの撮影とは全く違うことをしていて、バカリズムさんの面白い台本とその場の空気が、今までにないような気がしていて、新鮮な気持ちだった」と撮影を振り返っていた。
ドラマは、今をときめく人気女優3人が“もし売れていなかったら”という設定のパラレルワールドで今とは別の人生を歩む……という内容。昨年初めて手掛けた連続ドラマ「素敵な選TAXI」(関西テレビ・フジテレビ系)で各界からその才能を高く評価されたバカリズムさんが、3人に過去の人生経験やエピソードなどをインタビューし、それに創作を融合させて作り上げた物語となっている。
元々、別の企画だったが、人気女優たちの“売れていなかった場合”を見てみたいというバカリズムさんの発案で今回のドラマが実現したという。バカリズムさんは、「キャストが決まらないと僕は本が書けないんですが、キャストの方は脚本がないと(オファーを)受けられないというのがあって。ギリギリのところで概要だけ書いて、それでOKしてもらった。受けていただいた3人に感謝している」と裏話を披露。また、インタビュー時を振り返り、「(3人は)すんなり『この職業やってなかったら……』って答えていたから、そこまで(芸能界に)執着ないのかなって。例え売れなくても、『私は女優しかありません』って人が一人でもいてほしかった」と話し、笑いを誘っていた。
ドラマ「かもしれない女優たち」は23日午後10時放送。
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