女優の貫地谷しほりさん主演の深夜ドラマ「女くどき飯 Season2」（MBS・TBS）が放送中だ。「女くどき飯」は、「アラサーちゃん無修正」で知られる峰なゆかさんがグルメサイト「ぐるなび」で連載中のマンガで、昨年1月に貫地谷さん主演でドラマ化。今回待望のシリーズ化を果たした。シーズン1の手応えから「来たな、と思いました」と喜びを語る貫地谷さんに、撮影のエピソードや、シーズン2の見どころなどについて聞いた。

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　ドラマは、彼氏いない歴6年になるアラサーライターの神林恵（貫地谷さん）が、編集者・伏見裕子（安藤玉恵さん）から、前回同様一般応募者の男性が選んだ店でご飯デートしながら口説いてもらうという企画を提案される。毎話さまざまな男性とご飯デートを重ね、今度こそ理想の男性にめぐり合えるのか……というグルメコメディー。MBSで毎週日曜深夜0時50分～1時20分、TBSで毎週火曜深夜1時11～41分ほかで放送中。

　－－シーズン2の決定を聞いたときの感想は？　シーズン1の手応えは…

　「来たな」と思いました。うわさではやるかもしれないとは聞いていたので、すごくうれしかったですね。視聴者からの反響を聞いて（の決定）だと思うので、反響があってこそだと思うので、すごくうれしかったです。

　（シーズン1は）最初は衣装とかも、私たち（現場）では「これ可愛いよね」と話していたんですが、男性のプロデューサーたちはすごく不安に思っていたところ、たくさん「衣装が可愛い」というお声などをいただいて、自信をつけていった感じです。ありがとうございます！

　－－主に食事を食べる撮影だったと思いますが、太ったりはしなかったですか？
　
　「今日一日フルコースを食べる」と考えているので、自然とお昼ご飯を少なめにしたり、食べなかったりで、逆にいつもより食べる量が少なかったので、そんなに（体重の）変動はなかったと思います。一日朝から夜までかけて、フルコースを食べるという感じです。運動が苦手なので、エクササイズは一切しないですね。役柄と一緒です。

　－－今まで撮影で食べたものでおいしかったのは？

　全部おいしくて、苦手なものはまずないですし、やはり、分かりやすいウニとかトリュフなどの高級食材とか、すごくいいお肉とか出てきたときは、絶対に残しちゃいけないという使命感に駆られ、しょうがないと思いながら、食べていました（笑い）。

　好き嫌いは、ないですね、基本的には。年々ちょっとずつ克服していて、（昔苦手だった）パクチーは最近は自らかけるようになりましたし、辛いものも激辛は無理ですけれど、年々食べられるようになった。大人になると、男性の好みも食事の好みも、広がっていくんだなと思っております（笑い）。

　－－貫地谷さんを口説くには、何をごちそうしたらいいですか？

　ギョーザが一番好きなんですよ、食べ物の中で。野菜多めの、ニラたっぷりのギョーザ。家でも作れますね（笑い）。せっかく連れて行ってくれるのなら、野菜たっぷり（の料理）とかは女性はうれしいので、食材にこだわりのあるようなお店とかだとすごくうれしいですね。

　－－料理はしますか？

　あんまりしないですね。食べたいものがあるときは、すぐにスーパーに行ってワーッて作って食べますけれど。得意な料理？ 何だろう……マッシュポテト。バターたっぷり、砂糖たっぷり、最高ですね！

　－－現場の雰囲気は？

　私は夜の12時を超えたあたりから（撮影スタート）なんですけれど、スタッフさんは朝から、お店のシーンを撮っています。頑張って、おいしいお料理がおいしく見えるように、皆さんに伝わるように撮っています。（ロケで行ったお店は）全部行きたい。本当に全部おいしくて、本当になんておいしいお仕事なんだろうと思いながら、シーズン1も2も撮っていました。

　－－シーズン2の見どころは？

　シーズン2の方が、妄想がパワーアップしています。「こんなシーンも撮るの？」というのが見どころです（笑い）。ゲストの男性陣も、はっちゃけてくださっているので、すごく面白いシーンになっていると思います。

　皆さんのおかげで、シーズン2が放送できることになりました。夜中に皆さんの胃と心を刺激するおいしいドラマが出来上がりました。毎週個性豊かなゲストの方を迎えています。ぜひ楽しく寝られるように、見てください！

　＜プロフィル＞

　1985年12月12日生まれ、東京都出身。2002年、映画「修羅の群れ」でデビュー。映画「スウィングガールズ」（04年）や07年後期のNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」などで人気を集めた。映画「くちづけ」（13年）で映画初主演し、第56回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞し、映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍する。15年2月にドラマ「女くどき飯」で主演を務め、16年1月に「女くどき飯 Season2」がスタート、待望のシリーズ化となった。