フジテレビは26日、人気スマートフォンゲーム「イングレス」を開発・運営する米ナイアンティック社に資本参加したと発表した。米検索大手のグーグル社や任天堂、ポケモンなどと出資する。
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イングレスは、スマートフォンに搭載された全地球測位システム(GPS)などの位置情報を使い、実際の場所を訪れながら、自分の陣地を広げてゆく陣取りゲーム。専用アプリは200を超える国と地域で1400万ダウンロードされている。ナイアンティック社は、グーグルマップの責任者だったジョン・ハンケさんがグーグルの社内ベンチャーとして創業し、昨年10月にグーグル社が持ち株会社に移行したのに伴い独立した。
フジテレビは、世界市場を視野に番組やゲーム等の制作を本格化しており、拡張現実(AR)技術を利用したオンライン位置情報ゲームを運営するナイアンティック社に資本参加することで、さまざまな協業を加速する狙いがあるという。
ナイアンティック社への資本参加に至った背景について、フジテレビの大多亮常務は「急成長を続ける位置情報ゲームのテクノロジーと、我々の得意とする物語を生み出す力を掛け合わせることで、テレビの新たな可能性を切り開き、より多くの人々に楽しんでもらうエンターテインメントを、ナイアンティックと共に創り出していけることを期待しています」とコメントしている。
ナイアンティック社のジョン・ハンケCEOは「フジテレビは、物語をつむぎ、数多くの人を感動させる素晴らしい力をお持ちです。製品やサービスを通じて、世界中の人々を冒険と発見の楽しみに誘うという私たちのミッションも、力を合わせることで大きく前進することでしょう。この素晴らしい旅路を共にできることを、私は心から楽しみに思っています」とコメントしている。
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