野村萬斎：現代劇初挑戦でお笑い芸人に　木村文乃との恋愛模様に「幸せでした」

　狂言師の野村萬斎さんが27日、東京都内で行われた主演映画「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」（金子修介監督、4月29日公開）の完成披露舞台あいさつに登場。現代劇初挑戦で特殊能力を持つお笑い芸人に扮（ふん）し、お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之さんと漫才も披露しているという萬斎さんは、「お笑い芸人、しかもお笑い芸人のプロとさせていただく。これも一期の思い出になるんではないかと思う次第で。ぜひ皆さん、楽しみにしてほしい」とアピールした。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　また萬斎さんは女優の木村文乃さんと恋愛ともとれる切ないやりとりもあるといい、「幸せでしたね～」とにっこり。「狂言の世界って男ばかりで、女優さんと共演できるのはこういう映像に出る時の楽しみでしてね。今回はありがとうございました」とうれしそうに話していた。

　舞台あいさつには萬斎さんや宮迫さん、木村さん、人気グループ「関ジャニ∞」の安田章大さん、高畑淳子さん、杉咲花さんも登場。木村さんは萬斎さんの印象を「クールで寡黙なイメージを持っていたんですけど、実は虫めがねを持った少年のような心を持っている方だなって思いまして。ものごとだったり、お話だったりに前のめりに関心があるんだなって。その姿がキラキラしていて、かわいらしい方だな」と明かすと、萬斎さんは「撮影中にも一度、言っていただいて“キュン”としちゃいました」と笑顔を浮かべていた。

　映画は、「ALWAYS 三丁目の夕日」「探偵はBARにいる」などで知られる人気脚本家・古沢良太が書き下ろした予測不能の謎解きミステリー。残留思念（物や場所に残った人間の記憶や感情など）を読み取ることができる元お笑い芸人の男が、元相方とともに事件の解決に挑む……という内容。その特殊能力により世間を沸かせるも、その結果として神経をすり減らし芸能界を引退。静かな生活を送る主人公・仙石和彦を萬斎さん、仙石の元相方・マイティ丸山をお笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫さんが演じている。