注目ドラマ紹介:「ゆとりですがなにか」クドカン&岡田将生で“ゆとり”葛藤描く人間ドラマ

ドラマ「ゆとりですがなにか」のワンシーン=日本テレビ提供
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ドラマ「ゆとりですがなにか」のワンシーン=日本テレビ提供

 岡田将生さん主演、宮藤官九郎さん脚本の連続ドラマ「ゆとりですがなにか」(日本テレビ系)が17日、スタートする。岡田さんと、松坂桃李さん、柳楽優弥さんの若手人気俳優3人が演じる“ゆとり第1世代”のアラサー男子の葛藤を、宮藤さん自ら“初の社会派”と語るように、笑いと涙で描く人間ドラマだ。

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 ドラマの中心は、入社7年目の一般的なサラリーマンで、系列の居酒屋チェーン「鳥の民」に出向を命じられる坂間正和(岡田さん)と、杉並区阿佐ヶ谷南小学校教師・山路一豊(松坂さん)、東大を目指して11浪中で、客引きとして繁華街を転々としている住所不定の道上まりぶ(柳楽さん)。3人は、1987年生まれの29歳で、「野心がない」「競争意識がない」「協調性がない」といわれる“ゆとり世代”の第1世代と揶揄(やゆ)されながら、仕事や恋に、家族や友情に迷い、あがきながら懸命に生きる姿が描かれる。

 第1話は、食品会社に勤める正和(岡田さん)が、成績不振で本社勤務から居酒屋チェーンへ出向を命じられ、居酒屋「鳥の民」で店長として働き始める。慣れない仕事に失敗ばかりで、年上のバイトや同期でエリアマネージャーの茜(安藤サクラさん)にも叱られながらさんざんな目に遭っていた正和はある日、同い年の“ゆとり”世代ということで出会った小学校教師・一豊(松坂さん)と飲みに行くことになる。“ゆとり”と揶揄される悩みをお互いに打ち明けて意気投合していたところ、風俗店の呼びこみをしていたまりぶ(柳楽さん)が現れ ……というストーリー。

 映画「百円の恋」で第39回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した安藤さんが連続ドラマ初ヒロインを務める。また、老若男女の相談に乗る“レンタルおじさん”麻生巌を吉田鋼太郎さん、正和の妹ゆとりを「AKB48」の島崎遥香さんが演じる。ほかに太賀さん、高橋洋さん、吉岡里帆さん、手塚とおるさん、青木さやかさん、中田喜子さんも出演する。「あまちゃん」「池袋ウエストゲートパーク」、「木更津キャッツアイ」などで知られる宮藤さんの脚本を、ドラマ「Mother」「Woman」などを手がけ、映画「舞妓Haaaan!!!」「謝罪の王様」などで、宮藤さんともタッグを組んだ水田伸生監督が演出する“クドカンワールド”にも注目だ。

 ドラマは、17日から毎週日曜午後10時半放送。

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