アンジュルム：新メンバー上國料萌衣　出身地・熊本に「帰りたい」

　ハロー！プロジェクト（ハロプロ）のアイドルグループ「アンジュルム」が28日、タワーレコード渋谷店（東京都渋谷区）で、イベント前に取材に応じた。2015年11月から加入した熊本県出身のメンバーの上國料萌衣（かみこくりょう・もえ）さんは「家族や友達は大丈夫です」と身近な人たちの被災状況を話し、「帰れないのは分かってるけれど帰りたい」と心境を明かした。
　
　アンジュルムは、上國料さん、和田彩花さん、中西香菜さん、竹内朱莉さん、勝田里奈さん、室田瑞希さん、相川茉穂さん、佐々木莉佳子さんと、5月30日の日本武道館公演で卒業する田村芽実さんの女性9人組。2010年5月にスマイレージとしてメジャーデビューし、14年にアンジュルムに改名した。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　上國料さんは、地震発生の翌日にブログを更新し、「家でも物が倒れたり、食器が割れたりした」と状況を報告していたが、現在は「『今は大丈夫だから安心して』と友人から言われた」と話していた。また、「余震がたくさん続いているみたいです。被災された方は早く（日常生活に）戻ってほしい」と、メッセージを寄せた。

　グループの4作目の新曲「糸島Distance」は、福岡県の糸島をテーマに作られたご当地ソングで、リーダーの和田さんは「私たちにできることはパフォーマンスで伝えることです。ダンスや歌で届けていきたい」と力強く話し、「実際に糸島に行って歌えたらいいな」と話していた。

　アンジュルムが所属する芸能プロダクション「アップフロントグループ」では、熊本地震の救援募金を呼びかけている。