怪獣映画「シン・ゴジラ」(庵野秀明総監督・樋口真嗣監督、7月29日公開)の「シン・ゴジラ1号ひな型」が、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕中の動画配信サイト「ニコニコ動画」(ニコ動)の大規模イベント「ニコニコ超会議2016」の「特撮体験スタジオ~帰ってきた特撮博物館~」ブースでお披露目された。1954年に公開された初代ゴジラのように小さな腕が特徴で、映画に登場するゴジラは、ひな型を基にCGで制作されたという。
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ひな型は、庵野総監督のコンセプトデザインを基に、アニメーターの前田真宏さんがイメージデザインを描き、造形作家の竹谷隆之さんが立体化。サイズは高さ約70センチで幅約1メートル。担当者は、今後の展示の予定について「今のところは考えていないが、映画の公開に合わせて展示することもあるかもしれない」と話している。「特撮体験スタジオ~帰ってきた特撮博物館~」ブースでは、東京駅の特撮用セットで怪獣になりきって写真を撮影できるほか、特撮の技法をテーマとした展示が行われている。
「シン・ゴジラ」は「ゴジラ」シリーズの約12年ぶりとなる日本版新作。人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズなどの庵野さんが脚本と総監督、「進撃の巨人」などの樋口さんが監督を務める。新たなゴジラの体長は118.5メートルで、これまで最大とされたハリウッド版「GODZILLA」(2014年、ギャレス・エドワーズ監督)の108メートルを10メートル上回るサイズとなることも話題になっている。
「ニコニコ超会議」はニコ動の大規模イベントで、「ニコニコのすべて(だいたい)を地上に再現する」をコンセプトに、音楽やアニメ、ゲーム、政治、スポーツなどさまざまなジャンルを網羅。催しは動画で中継される。12年に第1回が開催され、前回の「超会議2015」は2日間で約15万1000人が来場した。30日まで。
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