俳優の松坂桃李さんと菅田将暉さんが、人気音楽グループ「GReeeeN(グリーン)」にまつわる実話を映画化する「キセキ -あの日のソビト-」(兼重淳監督)でダブル主演することが3日、分かった。映画は、実の兄弟であるGReeeeNのプロデューサーJINさん(兄)を松坂さん、グループのリーダーHIDEさん(弟)を菅田さんが演じ、2人の学生時代や、グループ結成当時の様子、名曲「キセキ」の誕生秘話などを描く。
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GReeeeNは、2007年にデビューした男性4人組のボーカルグループ。メンバー全員が歯科医師免許を持つ異色のグループで、医療との両立を考えて顔を伏せて活動している。映画のタイトルにもなっている楽曲「キセキ」は、08年5月にリリースされ、日本国内で約760万ダウンロードされた曲としてギネス認定もされている。そのほかにも「愛唄」「遥か」など、デビュー以来数々のヒット曲を生み出してきた。また、タイトルの「ソビト」は、“自由に新しいことに挑戦していく人”を意味するGReeeeNによる造語を用いている。
映画は、JINさんとHIDEさんの青春期などを、実話を基に製作される。監督は「海街diary」(15年)など是枝裕和監督作品の助監督を務めてきた兼重監督、脚本は「秘密」(1999年)、「黄泉がえり」(2003年)「余命1ヶ月の花嫁」(09年)などの斉藤ひろしさんが担当する。
映画化の経緯について小池賢太郎プロデューサーは「JINさんが、少年のような輝いた目で、昔話を聞かせてくれました。それは実話なのですが、聞いていくほど、まるで、ひとつの物語のように感じられ、そのお話に本当に感動させられました」と告白。「顔を出していないので、彼らの実態は誰にも知られていません。もし、可能であれば、私が幸運にも聞くことができた物語を現実に映画にできたら、そしてみなさんに紹介できたらと思いました。顔も分からない彼らの音楽が、なぜ、こんなにみんなに届くのか? たくさんの人の心に届く音楽のもとをこの映画で表現できたらと思います」と心に期しているという。
実際にJINさんとHIDEさんに会って話を聞いたという松坂さんは「実態が明かされていない実在の人物を演じることに責任を感じますが、兄弟の関係性や家族の形、GReeeeNがデビューするまでの仲間たちに対する思いを、丁寧に作品に乗せていきたいと思います」と意気込んでいる。また劇中で初めて歌唱するシーンがあるといい、「JINさんはGReeeeNのプロデューサーですが、彼の昔のバンド時代も描かれているので、僕にも歌うシーンがあります。役としてしっかり歌うのは初めてで苦戦していますが、JINさんからも『楽しんでやってください』と言っていただいて、心強く思っています」と話している。
菅田さんは「僕と(松坂)桃李君が演じることによって、GReeeeNさんの学生時代や結成当時の様子を世の中に伝える役目を担えるというワクワク感があります。この時代に歯医者とミュージシャンを両立させるなんて、本当にあり得るのかなと思っていましたが、なぜ、どうやってその形になっていったのか、そこにはどんな家族や仲間がいて、どんな“キセキ”があって今こうなっているのかという経緯がすごく面白かったので、それを映画で表現するのが楽しみです」と話している。また、「GReeeeNさんの曲は決して単純ではないのに歌詞はストレートだったり、かなり入り組んだ構造になっているので歌うのはすごく難しいですが、理論的なところから音楽を勉強させていただき役作りをしています」と話している。
映画は2017年春公開予定。
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