NHK大河ドラマ「真田丸」で本多忠勝を演じる藤岡弘、さんが24日、良玄寺（千葉県大多喜町）にある忠勝の墓を参拝した。藤岡さんは「最初にとある番組で大多喜町を訪れ、その時、本多忠勝公に興味を持ち、書物を読みあさっていたら、ちょうど『真田丸』から本多忠勝役で出演してもらえないか？とオファーされた」と振り返り、「今こそ求められているサムライスピリッツを、世界に発信できれば」と野望を語った。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　大多喜町は、忠勝が初代藩主として治めた所領で、藤岡さんは「本多忠勝公は、大勢の武将の中でも私が最も敬愛する武将」「敵味方なく、戦でまみえた死者を弔う心を持っていた人柄が素晴らしい」「こういう方が今の日本にいてほしい」などと忠勝の魅力を熱弁した。25日に同町で行われる「お城まつり」で藤岡さんはドラマで着用した忠勝のよろいを着て、馬上行列に参加する。

　「真田丸」は、堺雅人さんが真田幸村の名でも知られている戦国時代の人気武将・真田信繁を演じ、戦国時代に信州の小さな領主のもとに生まれた信繁が、家族とともに知恵と勇気と努力で乱世を生き抜く姿を描いている。三谷幸喜さんが2004年放送の「新選組！」以来、12年ぶりに大河ドラマの脚本を手がけ、長澤まさみさんや大泉洋さん、草刈正雄さんらが出演している。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。