BOYS AND MEN:メンバーに聞く<5> 田中俊介「自分役に妥協しなかった」

映画「BOYS AND MEN ~One For All,All For One~」について語った田中俊介さん
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映画「BOYS AND MEN ~One For All,All For One~」について語った田中俊介さん

 東海エリア発の男性10人組ユニット「BOYS AND MEN」(ボイメン)の映画「BOYS AND MEN ~One For All,All For One~」(植田尚監督)が29日に公開される。2010年に結成された同ユニットの歴史を、フィクションとノンフィクションを織り交ぜて仕立てた青春ストーリーで、ボイメンのメンバーが自分自身を演じている。メンバーに同作への思いや今後の目標などを聞いた。第5回は田中俊介さん。全10回。

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 映画は、メンバー10人が「ボイメンハウス」と呼ばれる合宿所で同居しているという設定。合宿所での日常や、それぞれの問題や課題に直面しながらも、グループや個人として輝こうと奮闘する姿が描かれる。

 自分自身を演じることに「難しかったです。でも自分役だからこそ、こだわりが強かったし、リアルを追究することに妥協しなかった」という田中さん。「(現実よりも)すごくオーバーに表現している部分はたくさんありますけど、でもボイメンをもっともっと大きくしていきたいとか、追い求めているものは、(劇中でも)まったくぶれていないですね。そう思うと、7割ぐらいがリアルなのかな」といい、「でもあんなにブチキレたりとかは(しない)。もうそんな年じゃないかなって」とおどけたように笑顔を見せた。

 また昨年、日本ガイシホール(名古屋市南区)で行った“1万人ライブ”の前に、メンバーのテレビへの露出が増えたタイミングを振り返り、「一人一人が頑張っている姿を見て、(メンバーそれぞれの)持っている力が違って、いろんなところでいろんな姿で輝けるというのを客観的に見ることができたんです。それまでは『俺が、俺が』という気持ちが強かったんですけど、みんなのことをもっと見て、そこから得るものもあるなと思いました。それぞれの良さがあるんだって考え方が変わりましたね」と心境の変化を語る。

 今後は「ソロの活動にも、よりいっそう力を注いでいきたい。出演した作品で映画賞を取るのが目標」といい、10周年を迎える20年には「一人一人がいろんなジャンルで、活躍できる男になって、ナゴヤドーム(でのライブ)とかで集まったときに、すごい力を発揮できるようなグループであり、個人でもありたいと思います」と力強く語った。

 <プロフィル>

 たなか・しゅんすけ。1990年1月28日生まれ。愛知県出身。NHK名古屋放送局の生放送ドラマ「喜劇 娘の嫁ぐ日」、河北麻友子さんが主演した「白鳥麗子でございます!」のドラマ版、映画版などに出演。

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