BOYS AND MEN:メンバーに聞く<9> 本田剛文 実家は老舗料亭「親が生き方認めてくれた」

映画「BOYS AND MEN ~One For All,All For One~」について語った本田剛文さん
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映画「BOYS AND MEN ~One For All,All For One~」について語った本田剛文さん

 東海エリア発の男性10人組ユニット「BOYS AND MEN」(ボイメン)の映画「BOYS AND MEN ~One For All,All For One~」(植田尚監督)が29日に公開される。2010年に結成された同ユニットの歴史を、フィクションとノンフィクションを織り交ぜて仕立てた青春ストーリーで、ボイメンのメンバーが自分自身を演じている。メンバーに同作への思いや今後の目標などを聞いた。第9回は本田剛文(たかふみ)さん。全10回。

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 映画は、メンバー10人が「ボイメンハウス」と呼ばれる合宿所で同居しているという設定。合宿所での日常や、それぞれの問題や課題に直面しながらも、グループや個人として輝こうと奮闘する姿が描かれる。

 同作について「ボイメンや自分が、時には実際よりも鮮明なキャラクターとして描かれているので、感情移入もできるし、群像劇としても楽しめる」と分析する本田さん。自身は「リアル6、フィクション4って感じです。服装とか外面的なことや、しゃべり方とか、基本的な立ち位置はリアル」という。

 本田さんの実家は料亭を営んでおり、劇中では家業と芸能活動のはざまで悩む姿が描かれる。しかし「実際には、実家のことであまりくよくよ悩まないですね。ただ状況自体はあり得ることかなって思う」とにっこり。メンバーから「実家はあんなに(劇中のように)立派じゃないよね」と茶々を入れられると、「失礼だな」と返しつつ、「江戸時代中期からという歴史こそあれど、うちの店は門構えはそんなにすごくないですね。ふふふ」と謙遜した。

 一方で芸能活動を始める際には父親の反対もあった。「ちゃんと大学に行って安定した仕事に就いてくれとか、最終的に家を継いでくれということだった。それを押しのけて、こういう仕事を始めたから、ずいぶん長い間、息子はこれで生きていくつもりなんだということを認めてくれていなかったと思うんです」と振り返る。グループや個人の活躍をへて「最近、ステージとかをすごく見に来てくれるようになった」と笑顔を見せ、「自分ではいつなのか分からないけど、僕の人生におやじとおふくろが、口を出さなくなったタイミングがあって、(自分の生き方を)認めてくれたと思う」とうれしそうに語った。

 「オールラウンドな大人のタレントになりたい」と目標を掲げる本田さん。グループ活動では「昨年の2~3月ぐらいに原宿で(ボイメンの)認知度調査をやったら、限りなく0%に近かった」と嘆き、「10周年を迎える20年までに、全国での認知度を限りなく100%に近づける!」と意気込んだ。

 <プロフィル>

 ほんだ・たかふみ。1992年11月3日生まれ。愛知県出身。弓道2段。松井玲奈さん主演のスペシャルドラマ「名古屋行き最終列車」や、SKE48の佐藤すみれさんが主演した映画「燐寸少女 マッチショウジョ」などに出演。

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