ドラゴンボールDAIMA
第11話 デンセツ
12月23日(月)放送分
話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、強大な帝国の侵攻に、小国が魔女の力で対抗するオリジナルアニメ「終末のイゼッタ」です。松竹の田坂秀将プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。
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--作品の概要と魅力は?
第二次世界大戦のヨーロッパをイメージした架空の世界を舞台に、ヨーロッパの各地を制圧した軍事大国ゲルマニアがアルプスの小国エイルシュタット公国に侵攻します。そのエイルシュタット公国の姫であるフィーネと、フィーネを慕う最後の魔女イゼッタが力を合わせて、ゲルマニアに立ち向かっていくストーリーです。
2人の少女の友情、緻密(ちみつ)な兵器描写、魔法と兵器のバトルアクション、そして戦争を舞台にしたシリアスな物語と、その時代に生きる人たちの人間模様がリアルに描かれています。ファンタジーとリアルが融合した世界を楽しんでいただければと思います。
--アニメ誕生の経緯は?
少女が魔法を使って実際の戦場で戦う物語を戦記物ふうに作ってみたかったのがきっかけですね。作りたいものが先にある場合、それに合わせて原作を探すよりも、作りたいものをオリジナルとして作っていく方が、イメージした世界が作りやすいと思っています。藤森雅也監督や脚本の吉野弘幸さんら、それを生み出せるクリエーターと出会えたのも幸運でした。
--イゼッタとフィーネの2人のヒロイン、制作スタッフはどちら派が多い?
かなり分かれるところですね。おそらく半々くらいではないでしょうか。ビアンカ派やロッテ派も多いと思います。僕は脚本段階ではイゼッタ派でしたが、制作が進むにつれてフィーネ株も急上昇して、今は甲乙つけがたいです。どちらも違う個性をもっているし、2人で一つみたいなところもあるので、「イゼッタとフィーネの組み合わせが好き」という感じではないでしょうか。
--作品を作るうえでうれしかったこと、逆に大変だったことは?
やはりオリジナルなので「最初は何もない」ということがまず大変でした。その後もストーリーをどうするか、キャラクターをどうするか、音楽をどうするか、全てを一つ一つ積み上げていかなければならないので、それぞれができるまでは不安でいっぱいです。それがプロットができて楽しくなり、脚本ができて楽しくなり、キャラクターができて楽しくなり、コンテができて楽しくなり、音楽ができて楽しくなり、声や音が入って楽しくなり、映像を見てさらに楽しいといった感じで、各段階で最初は不安はありますが、できあがると喜びに変わるという感じでした。
この作品では、各段階で良いものができてうれしくなることばかりだったので、そういう意味ではうれしいことのほうが多かったと思います。そんなことを言うと、今が一番大変な思いをしている制作現場からは怒られそうですが……。
こちらもアニメを作るところからステージは移って、皆さまに見ていただいて、買っていただいて……という引き続き大変な責任を負っておりますので、買っていただけないと一番大変です……。戦時国債(ブルーレイ・ディスク)のご購入をぜひよろしくお願いいたします。
--今後の見どころを教えてください。
オリジナルなので、見どころはあまり語らず、とにかく直接見ていただきたいです。言えることは、今後ますます激しくなっていく戦いと、フィーネとイゼッタがどうこの戦争を戦い抜いていくのかをぜひ応援していただきつつ、見届けていただければと思います。
--視聴者へ一言。
とにかく「面白いものを作りたい」「最高のパフォーマンスを届けたい」……というスタッフとキャストのそんな思いと費やした時間がたっぷりと乗っかって、この作品はできています。まだ見ていない方はとにかくまずは見ていただきたいです。既に見ていただいている方は、ぜひ最後まで見届けてほしいです。きっと楽しんでいただける作品になっていると思っていますのでぜひぜひご視聴よろしくお願いいたします。
終末のイゼッタ プロデューサー 松竹 田坂秀将
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