山田孝之:極寒の網走でふんどし1枚「キレそうでした」

テレビ東京のスペシャルドラマ「破獄」の会見に登場した山田孝之さん
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テレビ東京のスペシャルドラマ「破獄」の会見に登場した山田孝之さん

 俳優の山田孝之さんが5日、東京都内で開かれたスペシャルドラマ「破獄(はごく)」(テレビ東京系)の会見に登場した。史上最悪の脱獄犯を演じた山田さんは撮影について「北海道網走の-10℃の中でふんどし1枚はキレそうでした」と振り返っていた。

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 会見には、山田さんのほかに、ビートたけしさんと吉田羊さんも登場した。役作りについて山田さんは、裸のシーンが多かったこともあり、体作りのトレーニングをしたり、津軽弁の練習を重ねたと説明。特に津軽弁は難しく、たけしさんは山田さんへの指導の多さに「俺なら(キツすぎて演技を)やめる」とフォローしていた。

 また、印象に残ったシーンについて山田さんは、長野で雪原を走る脱獄シーンの撮影を挙げ、今も左手の薬指の感覚がなく、凍傷にかかったというエピソードを紹介。だが、「僕はまだテレビ東京でやりたいことあるので、これ(薬指)を武器にして……」とジョークを飛ばして、笑いを誘っていた。

 「破獄」は、吉村昭さんの同名小説(新潮文庫)が原作で、32年ぶりにドラマで映像化した。関東大震災で妻子を亡くして心の傷を負った東京・小菅刑務所の看守部長の浦田(たけしさん)と、何度も脱獄を試みる「史上最悪の脱獄犯」の佐久間清太郎(山田さん)の脱獄の攻防、不思議な心の交流を描く。12日午後9時から放送される。

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