女優の樹木希林さんが27日、東京都内で永瀬正敏さん主演の映画「光」(河瀬直美監督)の初日舞台あいさつに出席。同作はフランスで開催中の「第70回カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門に選出されており、樹木さんは現地で結果を待つ河瀬監督に“自己流”のエールを送った。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
舞台あいさつには、永瀬さんと河瀬監督も仏・カンヌからスカイプで参加した。劇中の音声ガイドの「声」で出演した樹木さんは「ナレーションをやったんですが、タダ」と明かし、「これで最後だから、もう『困った時の樹木希林はなしよ!』とお断りしましたが、宣伝部に言われて来ました」と語って会場を沸かせた。
樹木さんは「賞はいただけるに越したことはないんでしょうけど、脚光を浴びた瞬間に人の心は一変しますから。そこから花開く人もいれば、ダメになる場合もある」と持論を語り、「永瀬さんは賞で一喜一憂する人じゃない。河瀬さんはもともと勘違いしているところがあるから、へこたれない」と分析。「賞をもらおうが、もらわないことがあろうが、変わらず、コツコツと河瀬さんのいい映画を作っていただければ。私は、どっちでもいいと思ってる」とエールを送った。
河瀬監督は「賞は問題じゃないと言っていただけたことに、ぐっと来るものがある。これからも映画を真摯(しんし)に作り上げていくところに光がある、と実感できた」と喜び、「カンヌはいつも進化して、人類に新しいメッセージを投げる。その最終のコンペティションの19本の中の1本にしていただいたことはとてもうれしく思いますし、映画がまた好きになった」と笑顔を見せた。
永瀬さんは「監督は撮影寸前にトラブルがあって、体調も崩された。そういう苦労を見せずに映画を作って、しかも、僕をカンヌに連れて行ってくださった」と河瀬監督をねぎらい、「皆さんに『光』が届きますように」と観客に呼びかけていた。
「光」は、視力を失いかけているカメラマン・雅哉(永瀬さん)とバリアフリー映画のモニター会で音声ガイドを作成する美佐子(水崎綾女さん)が、衝突しながらも互いへの理解を深めていくラブストーリー。舞台あいさつには、水崎さん、神野三鈴さん、藤竜也さんも出席。同映画祭の結果は、現地時間28日の夕方に発表される。
芸能界を題材にした大人気マンガをドラマと映画で映像化する「【推しの子】」で、黒川あかねを演じる茅島みずきさん。あかねは、自身とは「正反対」な部分もあり、「似ている」と感じる部分…
1994年に公開された特撮映画「ヤマトタケル」に登場するウツノイクサガミのソフトビニール製フィギュア「東宝マニアックス ウツノイクサガミ」(プレックス)が発売される。価格は880…
特撮ドラマ「ウルトラマン」シリーズの新作「ウルトラマンアーク」の映画「ウルトラマンアークTHE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク」が製作され、2025年2月21日に公開さ…
1995年公開の映画「ゴジラVSデストロイア」に登場したバーニングゴジラのソフトビニール製フィギュア「GVA-BC ゴジラ1995 Frog Tree 250(バーニングレッド)…
スカーレット・ヨハンソンさんとチャニング・テイタムさんが主演を務め、アポロ計画の裏側と奮闘を描いた映画「Apple Original Films『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』…