秋本治:「こち亀」でギャグマンガ初挑戦だった 「こりゃ面白いと40年描いちゃった」

集英社の新刊企画発表会に登場した秋本治さん
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集英社の新刊企画発表会に登場した秋本治さん

 人気マンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」の作者・秋本治さんが16日、東京都内で開かれた集英社の新刊企画発表会に登場した。40年にわたって連載した「こち亀」について、秋本さんは「それまで(同作の主人公)両さんみたいなギャグを描いたことがなかった。両さんを描いたら楽しかった」と明かした。

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 秋本さんは、「こち亀」の前までは、戦争ものと殺し屋をマンガの題材にしていたと説明し、「(こち亀を)こりゃ面白いなと40年描いちゃった。このまま描き続けるのも楽しいけれど、原点に返ろう」と考えて、「こち亀」の連載を終えたと説明した。

 女の殺し屋を描いた新連載「ブラック・ティガー」について、秋本さんが高校のころ劇画がブームで、自分が興味のある西部劇も取り込みながら、映画の見せ方を意識して1話で終わるような形にしている、と解説。新たに連載中の4作品について「『こち亀』で描けなかったことを描きたい」と意欲を見せていた。

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