MD松尾のヒット解析:「COD」が売れすぎて品薄 「.hack」新作も欠品

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 Z指定(18歳未満禁止)タイトルの「Call of Duty(COD):WWII」が予想通りの断トツ。売れすぎて品薄になっているほどで、歴代シリーズを見渡してもPS4版では過去最高の初動を記録しています。変わらず好調の「スーパーマリオ オデッセイ」(NS、任天堂)に続く3位は「.hack//G.U. Last Recode」(PS4、バンダイナムコエンターテインメント)。久々の新作となりましたが、こちらも欠品するほどの人気。ハイスペックのPS4で遊んでみたいというファンが予想以上にいたということでしょう。

 ◇今週の動き

 先週の「COD」、来週の「ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン」(3DS、ポケモン)にはさまれて、年末のリリースラッシュとしては小休止という印象。ランキングも「スーパーマリオ オデッセイ」「COD」と、発売済みのタイトルが上位を占めると予想しています。新作では「ニード・フォー・スピード ペイバック」(PS4、エレクトロニック・アーツ)、「ソニックフォース」(NS、セガゲームス)あたりに注目しています。

 ◇ランキングは次の通り(10月30日~11月5日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 Call of Duty:WWII(PS4)
2位 スーパーマリオ オデッセイ(NS)
3位 .hack//G.U. Last Recode(PS4)
4位 Girls Mode 4 スター☆スタイリスト(3DS)
5位 ARK:Survival Evolved(PS4)
6位 アサシン クリード オリジンズ(PS4)
7位 スプラトゥーン2(NS)
8位 真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY(3DS)
9位 マリオカート8 デラックス(NS)
10位 グランツーリスモSPORT(PS4)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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