MD松尾のヒット解析:「KH」「バイオ」など上位勢安泰 携帯からの復帰勢が活況

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

あなたにオススメ

 ◇

 首位の「キングダム ハーツIII」(PS4、スクウェア・エニックス)をはじめとした上位勢は今週も安泰。同日発売だった「バイオハザード RE:2 Z Version」(PS4、カプコン)とお互い購買層を食い合うことなく引き続きよく売れています。ひょっとすると2タイトルとも買っているユーザーさんも多いのでは。一時期スマホアプリを遊んでいて、家庭用ゲーム機のタイトルから遠ざかっていたユーザーが戻ってきているのを感じています。

 ◇今週の動き

 3連休が入りますが、引き続き「キングダム ハーツIII」「バイオハザード RE:2 Z Version」「New スーパーマリオブラザーズ U デラックス」のトップ3は安泰でしょう。次に大きく動きそうなのは、「JUMP FORCE(ジャンプフォース)」(PS4、バンダイナムコエンターテインメント)、「キャサリン・フルボディ」(同、アトラス)などが発売される14日の週になりそうです。

 ◇ランキングは次の通り(1月28日~2月3日・以下TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 キングダム ハーツIII(PS4)
2位 バイオハザード RE:2 Z Version(PS4)
3位 New スーパーマリオブラザーズ U デラックス(NS)
4位 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(NS)
5位 ネルケと伝説の錬金術士たち(PS4)
6位 エースコンバット7(PS4)
7位 バイオハザード RE:2(PS4)
8位 ネルケと伝説の錬金術士たち(NS)
9位 マインクラフト(NS)
10位 スーパー マリオパーティ(NS)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

ゲーム 最新記事