MD松尾のヒット解析：PS4の新作が上位占める　トップは「JUMP FORCE」

　TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー（MD）の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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　◇

　PS4の新作タイトルが上位を占めました。「JUMP FORCE（ジャンプフォース）」（PS4、バンダイナムコエンターテインメント）が予想通りのトップを獲得。堅調な売れ行きでまずまずのスタートとなりました。お正月商戦でPS4にエントリーしたユーザーの2本目としての需要もあるようです。2位の「ファークライニュードーン」（同、ユービーアイ ソフト）も発売期間が1日少ないにもかかわらずいい売れ行きで、3位の「キャサリン・フルボディ」（同、アトラス）も期待通り。Vita版も同時発売されていますが、PS4版の販売が4倍以上と圧倒的ですね。

　◇今週の動き

　新作のアクションRPG「アンセム」（PS4、エレクトロニック・アーツ）がトップと予想しています。予約が絶好調で、ひょっとすると品切れしてしまうかもしれません。続くのは「JUMP FORCE」か。3位には「ファークライニュードーン」か、新作の「ニーア オートマタ ゲーム オブ ザ ヨルハ エディション」（PS4、スクウェア・エニックス）が入るとみています。

　◇ランキングは次の通り（2月11日～17日・以下TSUTAYA調べ・限定版含む）

1位　JUMP FORCE（PS4）
2位　ファークライニュードーン（PS4）
3位　キャサリン・フルボディ（PS4）
4位　New スーパーマリオブラザーズ U デラックス（NS）
5位　大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL（NS）
6位　キングダム ハーツIII（PS4）
7位　バイオハザード RE：2 Z Version（PS4）
8位　メトロ　エクソダス（PS4）
9位　信長の野望・大志　with　パワーアップキット（PS4）
10位　マインクラフト（NS）

　◇プロフィル

　松尾武人（まつお・たけと）　TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ　リーダー

　「GAME　TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。