MD松尾のヒット解析:話題の“洋ゲー”「アンセム」がトップ 品切れも

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 新作のアクションRPG「アンセム」(PS4、エレクトロニック・アーツ)が、期待通りの首位を獲得。ブランニューの海外ゲームということで「ARK」(同、スパイク・チュンソフト)あたりの売り上げを参考にしていましたが、それを上回るヒットぶり。当初の想定を遙かに上回っており、品切れ状態になっています。事前に配信した体験版の評価が高かったことも好スタートの理由でしょう。続いたのは「JUMP FORCE(ジャンプフォース)」(同、バンダイナムコエンターテインメント)、「ファークライニュードーン」(同、ユービーアイ ソフト)。「ニーア オートマタ ゲーム オブ ザ ヨルハ エディション」(PS4、スクウェア・エニックス)も好調でした。

 ◇今週の動き

 新作のサバイバルアクション「レフト アライヴ」(PS4、スクウェア・エニックス)が首位と予想。名作「フロントミッション」シリーズの世界観を受け継ぐ話題作で、テレビCMも投下されており注目しています。2位以下には「アンセム」、「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」(NS、任天堂)あたりが続きそうです。

 ◇ランキングは次の通り(2月18~24日・以下TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 アンセム(PS4)
2位 JUMP FORCE(PS4)
3位 ファークライニュードーン(PS4)
4位 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(NS)
5位 New スーパーマリオブラザーズ U デラックス(NS)
6位 ニーア オートマタ ゲーム オブ ザ ヨルハ エディション(PS4)
7位 キングダム ハーツIII(PS4)
8位 マインクラフト(NS)
9位 バイオハザード RE:2 Z Version(PS4)
10位 キャサリン・フルボディ(PS4)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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