裕木奈江:23年ぶり民放連ドラ出演 亀梨和也の母親役に

2018年1月スタートの連続ドラマ「FINAL CUT」に出演する裕木奈江さん=関西テレビ提供
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2018年1月スタートの連続ドラマ「FINAL CUT」に出演する裕木奈江さん=関西テレビ提供

 女優の裕木奈江さんが、人気グループ「KAT-TUN」の亀梨和也さん主演で2018年1月にスタートする連続ドラマ「FINAL CUT(ファイナルカット)」(関西テレビ・フジテレビ系)に出演することが28日、明らかになった。ドラマは亀梨さん演じる主人公・中村慶介の復讐(ふくしゅう)劇で、裕木さんは物語のキーパーソンとなる慶介の母親・恭子を演じる。裕木さんが民放連続ドラマに出演するのは約23年ぶりとなる。

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 裕木さんが演じる恭子は、保育園の園長として働きながら、女手一つで慶介を育てる心優しい母親。しかし、自身の保育園に通う女児が殺害される事件が発生し、恭子の環境は一変。百々瀬塁(藤木直人さん)が司会を務めるワイドショー番組からの犯人扱いによって、次第に追い込まれていき、結果、自ら命を絶つことに……。恭子が亡くなり、慶介が復讐を決意するきっかけとなった12年前の数々のエピソードが、ドラマの中で徐々に明かされていく。

 裕木さんは、ドラマや映画、舞台など1990年代を中心に日本で活動したあと、現在はロサンゼルスに拠点を移している。クリント・イーストウッド監督の映画「硫黄島からの手紙」などに出演したほか、今年はアメリカのテレビドラマシリーズの最新作「ツイン・ピークス The Return」での演技力が高い評価を得ている。

 裕木さんは「日本の撮影現場の雰囲気はびっくりするくらい昔と一緒なんですが、私にとって最も違うのは、微妙な表現ができること。アジア人、特に日本人の自分はハリウッドではマイノリティーですから、英語のせりふの有り無しにかかわらず、周囲に誤解されないように必要以上にナイスであろうと力が入ってしまいます。そういった意味では、今回はリラックスして撮影に参加できています」と、久しぶりの日本ドラマの撮影を楽しんでいる様子。

 今回のドラマについては「実際に私たちが生きる社会には正義ってなかなかありませんが、この作品は“正義はあっていいんだ”ってことを本当に真っすぐに伝えています。その正義のため、ときに苦労する主人公を応援しながら見られる作品です。亀梨さんとの共演はありませんが、母として天国から彼の復讐劇を楽しみに見ております!」とメッセージを送っている。

 「FINAL CUT」は、18年1月9日から毎週火曜午後9時放送。初回は15分拡大。

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