桑田佳祐:横アリ年越しライブで「ひよっこ」主題歌を大合唱 全国ツアー完走で40万人動員

「LIVE TOUR 2017『がらくた』」の最終公演を開催した桑田佳祐さん(クレジット:西槇太一)
1 / 6
「LIVE TOUR 2017『がらくた』」の最終公演を開催した桑田佳祐さん(クレジット:西槇太一)

 桑田佳祐さんが、2017年12月30、31日に横浜アリーナ(横浜市港北区)でソロ5年ぶりのツアー「LIVE TOUR 2017『がらくた』」の最終公演を開催した。31日は年越しライブで、17年4~9月に放送されたNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「ひよっこ」の主題歌「若い広場」を、「第68回紅白歌合戦」の生中継で披露。ステージ上には劇中に登場する薬局の鳥のキャラクター「いちこ」が置かれ、サビの部分で桑田さんは、リポーターとして登場したNHKの有働由美子アナウンサーとノリノリで肩を組み、会場も一体になって大合唱した。

あなたにオススメ

 紅白歌合戦の紅組司会で「ひよっこ」で主演を務めた有村架純さんは「約10カ月にわたって、私が演じられたのも、この曲があったからです。何度もこの曲に助けられました」とコメントし目をうるませていた。

 桑田さんは、2017年10月に新潟を皮切りに始まった今回のツアーで全国10カ所で18公演を開催し、40万人を動員。横浜アリーナの2公演は各日1万4000人を動員した。

 ライブは1994年発売のアルバム「孤独の太陽」の収録曲「しゃアない節」からスタート。MCではツアーで回った地名を一つ一つ挙げながら「どこに行っても温かいお客さんに囲まれて、本当に幸せでございます。ありがとう!」と感謝の言葉を述べた。「愛のプレリュード」「愛のささくれ~Nobody loves me」「大河の一滴」「百万本の赤い薔薇」など、17年8月にリリースした最新アルバム「がらくた」の曲を立て続けに披露。本編23曲、アンコールでは5曲を披露し、約3時間のステージを、おおむねTシャツにジャージー姿で時に足を高く上げてキックポーズをとるなどパワフルに歌い切った。

 ロックナンバー「過ぎ去りし日々(ゴーイング・ダウン)」ではロックンローラーの内田裕也さんをリスペクトして、長い白髪にシルバーのジャケット、つえを手に内田さんになり切って登場。「シェキナベイビー」と観客をあおる。87年のシングル曲「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」、01年のシングル曲「波乗りジョニー」などは観客も手を振り大盛り上がりだった。本編ラストの「ヨシ子さん」の楽曲が終わると白むくにパンダメークの“ヨシ子さん”の掛け声でカウントダウンがスタート。会場のファン1万4000人と共に2018年を迎えた。

 そのまま、アンコールに突入し「スキップ・ビート(SKIPPED BEAT)」(86年)や「白い恋人達」(01年)などの名曲を連発。ラストの「明日晴れるかな」では「昨年は本当にありがとうございました! 今年も頑張っぺよー」という桑田さんの言葉に大歓声が湧き起こり、“明日晴れるかな”のフレーズを会場全体で大合唱し、ツアーは幕を閉じた。

 1月3日にはソロ30周年を記念したベスト・ミュージックビデオ集「MVP」をリリース。同日午後8時からWOWOWプライムで今回のツアーの模様を「桑田佳祐LIVE TOUR 2017『がらくた』」と題して放送する。

写真を見る全 6 枚

テレビ 最新記事