ノンスタ井上:相方・石田の脚本作品で映画初主演 「一番しゃべってない」 

4月に沖縄で開催される映画祭「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」の概要発表会見に出席した「NON STYLE」の石田明さん(左)と井上裕介さん
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4月に沖縄で開催される映画祭「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」の概要発表会見に出席した「NON STYLE」の石田明さん(左)と井上裕介さん

 お笑いコンビ「NON STYLE(ノンスタイル)」(ノンスタ)の石田明さんと井上裕介さんが20日、東京都内で行われた4月に沖縄で開催される映画祭「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」の概要発表会見に出席。石田さんが脚本、井上さんが主演する映画「耳を腐らせるほどの愛」が上映されることが発表され、石田さんは「どうやって井上のせりふを減らすか、試行錯誤した結果が映画に詰まってます」とニヤリ。井上さんも「11人ほど出演者がいるんですけれど、おそらく僕が一番しゃべってないと思います……」と明かした。

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 映画について、石田さんは「ラブストーリーのような、推理サスペンスのような見せかけで、引くほどのコメディー。(映画を)見終わった後に何も持って帰らないというのが目標。ただ笑って『何やったん、これ?』と言わせたら勝ちです」と説明。井上さんを主役にするつもりはなかったというが、「(制作の)読売テレビさんから井上を『主役で使ってほしい』と言われて、仕方なしに主役にした」と語った。

 井上さんが「せりふを覚えるのは2時間で大丈夫でした」というほどのせりふ量だったが、撮影時間は最も長かったといい、「ストレスでしょうかね。じんましんが出ました」と苦笑い。「2週間くらい撮影したんですけれど、演じた記憶があまりない。じんましんとの戦いでした」と振り返った。せりふを極力減らした理由について、石田さんは「役者としては期待できないので、なるべくしゃべらせないようにした」といい、実際に見た井上さんの演技にも「ユニークでした」と辛口評価。一方、脚本の執筆には手応えがあったようで「ぜひこれを定番化して、井上が主演という名の(井上さんが目立たない)次回作が作れたら」と笑顔。井上さんも「今回の役柄でお給料がいただけるのなら、演技、最高です」とまんざらでもない様子だった。

 沖縄国際映画祭は、映画、音楽、ファッション、お笑いなど各種エンターテインメントを融合させたイベント。2009年から開催されている。「Laugh&Peace」のコンセプトに沿った映画が上映されるのが特徴。今年は「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」として、那覇市、北中城村などで4月19~22日に開催される。

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