俳優のディーン・フジオカさんが主演する連続ドラマ「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐(ふくしゅう)-」(フジテレビ系、木曜午後10時)が19日からスタートする。ドラマは、「巌窟王(がんくつおう)」としても知られる、アレクサンドル・デュマの名作「モンテ・クリスト伯」が原作で、現代の日本を舞台にして描かれる。フジオカさん演じる漁師の柴門暖が、冤罪(えんざい)で15年間投獄され、最愛の婚約者と未来の家族を奪われながらも何とかはい上がり、“復讐の鬼”と化して自らを陥れた人間たちに緻密なわなを仕掛け、制裁を下していく……という復讐劇だ。
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暖の婚約者の目黒すみれを山本美月さん、暖の復讐の相手となる、暖の後輩・南条幸男を「関ジャニ∞」の大倉忠義さん、暖の同僚・神楽清を新井浩文さん、刑事の入間公平を高橋克典さんが演じるほか、高杉真宙さん、葉山奨之さん、稲森いずみさん、山口紗弥加さん、岸井ゆきのさん、伊武雅刀さん、渋川清彦さん、風吹ジュンさん、木下ほうかさん、桜井ユキさん、三浦誠己さん、田中泯さんも出演する。
初回は15分拡大放送。2003年、小さな漁師町で漁業を営む暖は、同じ町で喫茶店「シンドバッド」を経営する婚約者のすみれにプロポーズし、結婚式に向けて幸せの絶頂にいた。その矢先、暖が乗る遠洋漁船「海進丸」が遭難。暖の後輩の南条は、すみれを心配してシンドバッドに向かう。
海進丸が所属する「守尾漁業」では、社長の守尾英一朗(木下さん)、今回の航海にはけがで出られなかった船員の神楽らがやつれながらも、暖らの無事を願っていた。そんな中、守尾は、漁協の組合長の遠藤勝也(仁科貴さん)から2週間にも及ぶ遭難で捜索費がかさんでいると告げられる。しかし守尾は、船長のバラジ・イスワラン(ベヘナムさん)が優秀だから、全員生きて帰ってくると譲らなかった。
暖の実家では、母の恵(風吹さん)と地上げ屋の寺角類(渋川さん)が対峙(たいじ)していた。そこへ、海進丸が帰港したという連絡が入る。船長のバラジだけ亡くなってしまったが、暖はけがをしながらも残りの船員と生還を果たす。バラジの遺体を調べる男たちの中に、刑事の入間の姿があり……というストーリー。
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