歌手の福山雅治さんが27日、東京ドーム(東京都文京区)で、昨年12月の「福山☆冬の大感謝祭 其の十七」から続いたライブツアーの最終公演を行った。福山さんはこの日、MCで「圧倒的なファイナル感と圧倒的なドーム感」と連呼しながら熱いステージを展開した。劇場版「名探偵コナン ゼロの執行人」の主題歌「零 -ZERO-」などアンコールも含めて25曲を披露。アリーナやスタンドなどドーム全体を埋め尽くした観客を熱狂させた。
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アリーナのセンターに円形のステージが設置され、その頭上33メートルの高さには2.9トンの照明機材をつった直径24メートルの巨大なバルーンが浮かんでいた。バルーンの中にはタンクローリー1台分のヘリウムガスが入っており、福山さんはMCで、その形状が黒柳徹子さんの髪形に似ていることから「徹子さん」と名付けたことを明かした。ライブは、そのセンターステージとバンドがいるメインステージの2カ所で展開。
冒頭、スモークの中から福山さんが現れると大きな歓声が上がった。その後、16人のバンドメンバーによる厚みのあるサウンドで観客を魅了。セットリスト25曲の中で、「漂流せよ」「暗闇の中で飛べ」「Pop star」「失敗学」(日本テレビ系連続ドラマ「正義のセ」主題歌)の未発売の4曲をライブで初めてお披露目した。
ライブ中、今年も「福山☆冬の大感謝祭」を例年通り、パシフィコ横浜展示場ホール(横浜市西区)で開催することも発表した。アンコールの「Peach!!」の合間に福山さんがヒップに着けた作り物のお尻に「開催決定!」と告知が書かれており、福山さんはMCで「ヒップで告知をするという新しい広告の形をやらせてもらいました」と満足げだった。
「DOME LIVE 2018-暗闇の中で飛べ」と題された今回のドームツアーは、大阪と東京の全4公演で16万人を動員。冬の大感謝祭が7日間で12万5000人、今年1~4月に行ったアリーナツアーが全国10カ所26公演で23万人と合わせて51万5000人を動員した。
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