綾野剛:主演ドラマ「ハゲタカ」の「最大の命題は希望」 「最後まで走り抜く」

連続ドラマ「ハゲタカ」の制作発表記者会見に登場した主演の綾野剛さん
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連続ドラマ「ハゲタカ」の制作発表記者会見に登場した主演の綾野剛さん

 俳優の綾野剛さんが9日、東京都内で行われた自身が主演を務めるテレビ朝日系の連続ドラマ「ハゲタカ」の制作発表記者会見に登場した。綾野さんは同局のドラマについて「伝統を築いてきたドラマや新しいタイトルのドラマが一つの局の中で混在しています。そこには僕は確かな希望があると思っています」と話し、「このドラマにおける最大の命題は『希望』だと思っています。このドラマを通して、希望を命題に、視聴者の皆さんとディベートしたい。最後まで徹底的に走り抜いて完走します」と思いを語った。

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 「ハゲタカ」は、作家の真山仁さんが2004年に発表した同名小説が原作。07年にNHKで大森南朋さん主演でドラマ化、09年には映画化もされた。今回のドラマでは、真山さんが書き下ろした原案を基に、18年の現代日本に舞台を移し、原作で描かれたストーリーに加え、オリジナルエピソードも登場する。企業を食い荒らす“ハゲタカ”とバッシングを浴びる投資ファンド会社の社長・鷲津政彦が不良債権を抱えた大銀行や経営不振の名門企業へ買収劇を仕掛けていく……という展開。

 会見には、原作者の真山さん、共演の沢尻エリカさん、渡部篤郎さん、光石研さん、杉本哲太さん、小林薫さんも登場。真山さんは、鷲津を演じる綾野さんについて「鷲津という人間を理解してくださっている。このドラマでは、誰も見たことのない鷲津のドラマが映像で表現されるのではないか」と絶賛した。

 綾野さんは「ご覧の通り、スキャンダラスなキャスティングがかなったと思っています」と豪華なキャストについてコメント。老舗ホテルの女性オーナーを演じる沢尻さんは「今回は綾野君を筆頭に実力のある役者さんたちばかりで、本当に緊張感のある現場でついていくのがやっとなんですが、最後まで楽しんでやれたらいいなと思っています」と意気込みを語った。

 また、銀行のエリートバンカーを演じる渡部さんは「なかなか難しい役で、なんとかうまくやってこられているのも、自分の力かなと」と話して笑いを誘い、「ワンシーン、ワンシーン、大変なので、とにかく全力でやるように心掛けております」と明かしていた。

 ドラマは、19日から毎週木曜午後9時に放送。

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