ジミー大西:“最強伝説”の一部を紹介 犬並みの嗅覚、初の天然キャラクター、タダのはずの絵が30万円に…

Netflixのオリジナルドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」の“嗅覚勝負”の一場面 (C)2018YDクリエイション
1 / 6
Netflixのオリジナルドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」の“嗅覚勝負”の一場面 (C)2018YDクリエイション

 明石家さんまさんが初プロデュースしたオリジナルドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」が、20日から動画配信サービス「Netflix」で配信が始まった。主人公・ジミー大西役を中尾明慶さん、明石家さんま役を玉山鉄二さんが演じ、しゃべり方や仕草まで本人とシンクロさせて、魅力的なキャラクターに仕上げている。今作でも描かれるジミー大西さんが実際に巻き起こした“最強伝説”の一部を紹介する。

あなたにオススメ

 一つ目は犬並みの嗅覚を持っているということ。バラエティー番組の企画で、下着泥棒の犯人のにおいをかぎ分けられるか、警察犬と勝負することになったジミーさんは、まさかの勝利を収めてしまう。この結果を受け、警察から吉本興業に「警察の信用に傷が付くので放送しないでほしい」という要望が入り、企画がお蔵入りになってしまったという。このシーンの中尾さんの演技を見たジミーさんは「僕よりうまいなと思いました」とジミー節全開でコメント。さんまさんも「見たらびっくりしますよ! 中尾のジミーは」と太鼓判を押している。そのほか中尾さんは、頭をかきむしって顔をゆがめる様子や、佐藤浩市さんが演じるテレビの有名プロデューサーに話しかける表情など、若き日のジミーさんが乗り移ったかのような演技を見せている。

 二つ目の“最強伝説”は、ジミーさんの芸名について。ジミーさんが芸名を決める際、さんまさんが「お前ゴリラに似てるしなあ。ジミーや。ジミー大西でいこう」ととっさに答えたという。そのまま晩ご飯の話をしながらテレビをつけると「ブラジルで天才ゴリラ君のジミー君が死亡しました」というニュースがありえないタイミングで流れたという。さんまさんは「これ、めちゃくちゃ気持ち悪い話やねんけど、こいつは売れるってあの日、あのとき思った」と振り返っている。

 三つ目の“最強伝説”はジミーさんが「天然」キャラクターと初めて言われた人物だったこと。それも初めて言ったのは萩本欽一さんだったという。萩本さんは、ジミーさんが番組のオーディションで大爆笑をとった才能に驚き、「ぜひ出演してほしい」と申し出た。しかし、ジミーさんのボケる様子は計算ではないことに気付き、落胆した萩本さんが思わず「天然だねえ…」と漏らしたという。これを聞いたさんまさんが、テレビ番組の撮影でジミーさんをいじり、それからしばらくして「天然」というワードが広まり、現在使われているような意味に変わっていったのだという。

 四つ目の“最強伝説”は、タダのはずの絵が30万円に……。ドラマの終盤で絵描きへと転身するジミーさん。絵描きとしての道を歩むきっかけとなったのは、島田紳助さんが司会するチャリティーオークション番組だったという。島田さんはバラエティー番組のオチとして、「1円の価値もつかないようなド下手くそな絵が欲しい」とさんまさんに話し、さんまさんがジミーさんを推して出演が決定。だが、本番でまさかの30万円の値がつき、番組の出展作品で断トツ1位という結果になった。劇中でジミーさんは、さんまさんにお願いされたからには半端な絵は出せないと考え、描き上げるまでにかなり苦悩し、木南晴夏さん演じるマネジャーとも衝突している。

 ドラマは1980年代、幼いころから失敗ばかりで、高校卒業後、吉本興業の舞台進行の見習いをしていた大西秀明(中尾さん)が、人気絶頂の明石家さんま(玉山さん)と出会い、クビになる危機を救われ、「ジミー大西」と芸名を付けられて売れっ子芸人へと導かれていく。やがて芸人として成功するが、その人気はさんまから与えられていると感じていた大西は、ある日、テレビ番組の企画で絵を描くことになり……という展開。20日から世界190カ国で配信されている。

写真を見る全 6 枚

テレビ 最新記事