日本テレビ:プライム帯に2年ぶり新番組 昼の帯枠も改編で「危機感を持っている」

日本テレビの社屋
1 / 1
日本テレビの社屋

 日本テレビは11日、東京都内で2018年10月期の改編説明会を開催。17年10月期、18年4月期と2期連続でプライム帯が無改編(連続ドラマ、ミニ枠を除く)だった同局だが、2年ぶりにプライム帯で新番組を開始する。改編率が全日帯で7.0%、ゴールデン帯で4.9%、プライム帯で12.6%となることを明かした。岡部智洋編成局次長は「危機感を持っていて、5年連続3冠に向かっていくなか、盤石とは思っていない。他局や他のメディアとの争いのなか、どうやってプレゼンスを持っていくか」と話していた。

あなたにオススメ

 今期のテーマは「タイムテーブルの新化&深化」で、「GP帯の強化」「平日ベルト番組の強化」を図る。GP帯の強化として、羽鳥慎一アナウンサーとお笑いコンビ「フットボールアワー」の後藤輝基さんがMCを務めるバラエティー番組「得する人損する人」(木曜午後7時)を終了。後番組にお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良さんが司会を務め、「サンドウィッチマン」がレギュラー出演するバラエティー番組「THE 突破ファイル」を据える。

 連続ドラマは、新垣結衣さん主演の「獣になれない私たち」(水曜午後10時)、人気グループ「Sexy Zone」の中島健人さん主演の「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」(土曜午後10時)、賀来賢人さん主演の「今日から俺は!!」(日曜午後10時半)を開始する。ドラマ3枠を盤石化したい考え。

 平日の帯番組では、元NHKアナウンサーの有働由美子さんをニュース番組「news zero」のメーンキャスターに抜てきしたほか、朝の情報番組「ZIP!」の月曜のメインパーソナリティーに俳優の風間俊介さんを起用。情報バラエティー「PON!」は9月をもって終了し、後番組として「バゲット」を開始する。

 有働アナの起用について、岡部局次長は「視聴者と同じ目線で、今ある問題、今ある興味深いニュースを語れる人。NHKでスポーツのキャスターもしており、2019年のラグビーワールドカップ、2020年のオリンピックも控えているので、有働さんの果たす役割は大きいと考えている」とコメントしている。

テレビ 最新記事

MAiDiGiTV 動画