草なぎ剛:“息子”を後ろから抱きしめる 出演映画の特報公開

映画「まく子」の場面写真(C)2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)
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映画「まく子」の場面写真(C)2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)

 俳優の山崎光さんが主演し、草なぎ剛さんらが出演する映画「まく子」(鶴岡慧子監督、2019年3月公開)の特報映像が28日、公開された。草なぎさん演じる光一が、息子の慧(山崎さん)に「みんな変だよ、お前も俺も」と真剣な表情で語りかけるシーンのほか、慧を後ろから抱きしめる姿などが収められている。さらに、須藤理彩さん演じる慧の母・明美、新音(にのん)さん演じるストーリーのキーパーソンとなる慧の同級生のコズエも登場する。

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 「まく子」は、直木賞作家の西加奈子さんの同名小説(福音館書店)が原作。小さな温泉街に住む小学5年生の慧が、不思議な魅力を持つ美少女の転入生コズエと出会い、彼女に秘められた大きな秘密を知ることで、少しだけ大人へと近づいていく……というストーリー。思春期の葛藤や親と子の確執、再生などを独特の世界観で描いている。

 西さんは、「まく子」の発売当時に「大人になりたくない子供たちに、そして、大人になりたくなかったかつての子供たちに読んでもらいたい、そう思いながら書きました」とコメントしていた。主演の山崎さんは2013年に映画「真夏の方程式」に出演。最近は16年の「動物戦隊ジュウオウジャー」や放送中の「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」など特撮ドラマの戦隊ものに出演している。

 特報は、「現代を生きる大人たちに贈る」というテロップのあと、「信じること、与えること、受け入れること、そして、変わっていくこと」というコズエのナレーションが流れる。ラストでは、コズエが慧の耳元で“衝撃的なせりふ”をささやく形で締めくくり、物語のキーパーソンでもあるコズエの存在を印象づけている。

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