ドラゴンボールDAIMA
第6話 イナヅマ
11月18日(月)放送分
話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、「ガールズ&パンツァー」などの水島努さんが監督を務めるオリジナルアニメ「荒野のコトブキ飛行隊」です。バンダイナムコアーツの有澤亮哉プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。
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「ガールズ&パンツァー」の水島努監督が描く、“美少女×レシプロ戦闘機”アニメです。西部劇のような荒野を舞台に、すご腕の女の子チーム「コトブキ飛行隊」の活躍を描きます。大迫力の空戦アクションや戦闘機描写へのこだわりはもちろん、女の子同士のテンポのよい掛け合い、そしてオリジナル作品ならではの最後まで先の読めない物語にもご注目ください!
水島監督はじめ、スタッフ全員「飛行機描写には妥協しない」というのは企画初期から決めていました。戦闘機の見た目や動きもそうですが、特に心がけているのはレシプロ機ならではの「重力を感じる動き」です。独特の浮遊感や、落下による加速、揚力を表現するために何度も何度もリテークを重ねています。操縦席での操作からワンテンポ遅れて機体が動くなど、風を受けて動く飛行機の構造を理解しているからこそ出せる映像の説得力は、本当にスタッフの皆さんのこだわりのたまものです。
うれしいのは何よりも出来上がった本編を見る瞬間です。第1話で隼のエンジン音と風切り音が浜口史郎さんの音楽に乗って聴こえてきた時は感無量でした。あとは、現場で水島監督の笑顔が見られるとうれしいですね(笑い)。すごく忙しい中だけど楽しんでくれているのかな、と勝手にホッとしています(笑い)。
大変だったのは、当時の飛行機の資料集めです。ミリタリー監修の二宮茂幸さんに当時の資料を探していただいたのですが、思った以上に残っていないんです。例えば、操縦席の計器やレバーの存在も役割も分かるけど、実際にどういう動きをしていたのかは分からない。膨大な資料の中から断片をかき集めて、検証を重ねて、そんなスタッフの皆さんの苦労の末にあの第1話の発進シークエンスは完成しています。
やっぱり一番は飛行機です。どんな機体が出てきて、どんな空戦を繰り広げるのか楽しみにしていてください。私自身も毎回どんな映像になっているのか、楽しみにしていますので、皆様もぜひ!! そして、コトブキ飛行隊の6人の活躍、成長もキチンと描かれているので、すごく強いけど少し不器用な彼女たちを見守っていていただけるとうれしいです。
映像も物語も、かなりの情報量をこれでもかと詰め込んでいます。なので勢いにビックリされるかもしれませんが、サービス精神旺盛でおちゃめな水島監督らしい作品になっていると思いますので、ぜひ肩の力を抜いて楽しんでいただきたいと思います。コトブキ飛行隊、一機入魂!
バンダイナムコアーツ プロデューサー 有澤亮哉
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