稲垣吾郎:主演映画「半世界」の舞台あいさつで「今が一番幸せ」 新スタートに充実感みなぎる 

映画「半世界」の舞台あいさつに登場した稲垣吾郎さん
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映画「半世界」の舞台あいさつに登場した稲垣吾郎さん

 稲垣吾郎さんが14日、TOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)で行われた主演映画「半世界」(阪本順治監督、15日公開)の全国75館中継舞台あいさつ付き先行上映会に出席した。舞台あいさつ後に会見し、「僕は14歳からこの世界でお仕事をさせてもらって、まさかこの年になるまでこうやってやっていられるとは思っていなかった」と率直な思いを吐露。「描いていたものとは違うかもしれないけれど、今が幸せか?と言われれば、本当に今が一番幸せだと思う」としみじみ語った。

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 さらに稲垣さんは、「中学生のときには学年で一人だけ、部活をやっていなかった。人と交われなくて、友達もいなかった……」と明かしつつ、「そんな自分がまさかこうやって、たくさんの人に囲まれて、スクリーンに顔がでかでかと映る存在になるなんて想像もしていなかった」と驚きとともに、充実感をみなぎらせていた。

 「半世界」は、阪本監督による完全オリジナル脚本。悩み多き39歳という人生の折り返し地点を迎えた男性3人が、人生を振り返る中で家族や友人との絆など改めて大切なものに気づかされていく姿を描いている。父から受け継いだ山中の炭焼き窯で製炭することを生業(なりわい)としている紘(稲垣さん)の元に、中学からの旧友で元自衛官の瑛介(長谷川博己さん)がやってくる。家のことは妻に任せきりだった紘は、瑛介ともう一人の同級生・光彦(渋川清彦さん)の言葉から、仕事と家族に真剣に向き合おうと決意するが……というストーリー。舞台あいさつには、妻役の池脇千鶴さん、渋川さん、阪本監督も出席した。

 「まったく目立たず、地味だった」という稲垣さんは、「小学、中学時代はバレンタインもほとんどもらったことがない」とモテなかったことを告白。「(僕が)初めて雑誌に出たときも、みんなびっくりしていた。同じ学年に、もう一人“稲垣”という人がいて、すごくモテる男の子。テレビに出始めたのも、みんなそっちだと思っていた。『もう一人、稲垣っていた?』と言われるくらい、僕は目立たなかった。何が起こるか分からない。稲垣くん、元気ですかね? 学年のアイドルだった……」ともう一人の“稲垣くん”に思いをはせ、周囲を笑わせていた。

 バレンタインであるこの日も「まだチョコをもらっていない」といい、妻役を演じた池脇さんに「この後くれると思う。池脇さんからの本気チョコを待っています」とおねだりも。記者からまだ独身であることに触れられると、「独りだと、チョコレートいっぱいもらえるかもしれない」と前向き発言を繰り出していた。

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