女優の前田敦子さんが主演する日本とウズベキスタンの共同製作映画「旅のおわり世界のはじまり」(黒沢清監督)で、前田さんが名曲「愛の讃歌」の歌唱に挑戦していることが13日、分かった。日本人が建設に関わり、日本とウズベキスタンの友好の証しであるナボイ劇場で交響楽団の伴奏に合わせ歌唱し、さらに、クライマックスシーンでは、標高2443メートルの山頂でアカペラでの歌唱に挑戦したといい、前田さんは「何が苦しかったというと『愛の讃歌』という歌の壮大さ。あまりにも深く果てしない感情が表現されていて、生半可な気持ちではその世界に負けてしまう。とにかく歌と向き合って、歌詞の一つ一つを真っすぐ届けることだけを考えていました」と語っている。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
撮影当日は黒沢監督も前田さんも時間を忘れるほど集中し、山頂での撮影は5時間近くに及んだという。しばらく歌の仕事から遠ざかっていたため、今回のシーンに備えて、クランクイン前からボイストレーニングに取り組んだ前田さんは、「自分なりにできることはやってきましたが、それでもプレッシャーは大きかった。山頂は想像以上に空気が薄くて、気持ちの余裕はまったくありませんでした」と振り返っている。本編では、現場で収録した生の歌声が使用されるという。
映画は、日本とウズベキスタンの国交樹立25周年、ナボイ劇場の完成70周年を記念して製作。“舞台で歌う”という夢への情熱を胸に秘めたテレビ番組リポーターの主人公が、番組のクルーと取材のためにウズベキスタンを訪れ、異国でのさまざまな出会いによって、新しい扉を開き、成長していく姿を描く。
テレビ番組のリポーターとして美しい国“ウズベキスタン”を訪れた葉子(前田さん)は、この国にいる“伝説の怪魚”を探すため、 番組クルーとさまざまな地を巡る。ある日の収録後、葉子は一人で見知らぬ街をさまよううち、導かれるように路地裏につながれたヤギと巡り合う……という展開。
今回、映画の最新予告映像と新たなポスタービジュアルも公開された。また、映画の公開日が6月14日に決定したことも発表された。
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(12月6日公開、デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)のモアナを取り巻く個性豊かな新キャラクターの日本版声優が1…
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」に登場する機関車の玩具「超合金 THE TRAIN(仮)」が、11月15~17日に東京・秋葉原で開催されるイベント「TAMASH…
今年8月に最終回を迎えた特撮ドラマ「仮面ライダーガッチャード」の続編となる、Vシネクスト「仮面ライダーガッチャード GRADUATIONS」に、仮面ライダーヴァルバラド/黒鋼スパ…
11月11日に発表された8~11日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、諫山創さんの人気マンガが原作のテレビアニメ「進撃の巨人」の最終章となる「The Final …