海に眠るダイヤモンド
最終話前編(9話) あの夜
12月22日(日)放送分
宮藤官九郎さん脚本の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の第13回「復活」が31日放送される(NHK総合で日曜午後8時ほか)。大きな期待を背負ってストックホルムオリンピックのマラソンレース本番に挑んだ四三(中村勘九郎さん)だが、途中棄権。原因は日射病だった。ダニエル(エドヴィン・エンドレさん)の案内でマラソンコースを歩いてみる四三は少しずつ記憶がよみがえってきて……。
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そんな四三は、弥彦(生田斗真さん)から思いもよらぬ話を聞かされる。マラソンを戦ったポルトガルのラザロ選手が日射病で死去したという事実だった。それでも命を懸けて監督を全うした大森兵蔵(竹野内豊さん)や安仁子(シャーロット・ケイト・フォックスさん)の「頑張れ」の思いを胸に、四三は再び走り出す。一方、孝蔵(森山未來さん)は、緊張と戦いながら、落語「富久」を演じ、完走はできないまでも目を見張る才を見せる……。
「いだてん」は、日本人が初めて五輪に出場した明治の終わりから、東京に五輪がやってきた1964年までの約半世紀を描くオリジナルストーリー。テーマは「東京とオリンピック」。大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、86年の「いのち」以来33年ぶり。勘九郎さんが日本で初めて五輪に参加したマラソン選手の金栗四三、阿部サダヲさんが「東京オリンピック」実現に執念を燃やす政治記者の田畑政治を演じ、リレー形式で主演のバトンをつなぐ。
第12回「太陽がいっぱい」は、夢の大舞台・ストックホルムオリンピックのマラソンレースがついにスタート。序盤は順調に順位を上げていく四三だったが、記録的な暑さと石畳の道の影響で体に異変が起こり、幼い頃の自分の幻影を見る。ゴールで待つ治五郎(役所広司さん)や弥彦は、戻らない四三を必死に捜すが……という展開だった。
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