「桐島、部活やめるってよ」「何者」などで知られる直木賞作家・朝井リョウさんの小説を俳優の横浜流星さんと中尾暢樹さんのダブル主演で実写化した映画「チア男子!!」(風間太樹監督、5月10日公開)の撮影現場に密着したドキュメンタリーDVD「公開記念 チア男子!! Road to BREAKERS!!」の場面カットが5日、公開された。場面カットには、横浜さんら7人のキャストがチアリーディングのパフォーマンスシーンの撮影に向けて、トレーニングに励む様子が収められている。DVDは映画公開日と同じく5月10日に発売。
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横浜さん演じる坂東晴希の姉・晴子を演じた清水くるみさんが、ドキュメンタリーDVDのナレーションを担当する。清水さんは「チアリーディングのトレーニングのことは撮影期間から聞いていましたが、こうやって映像で見ると私たちの想像を絶するような苦しさがあったんだろうなと改めて思いました。でもたとえどこかを痛めていても、みんな諦めるどころか、むしろ前のめりに、吹き替え(スタントなど代理が演じること)じゃなく自分たちでやり切ろうする姿に心動かされました」と語っている。
「チア男子!!」は、朝井さんが早稲田大学在学中に、男子チアチーム「SHOCKERS」をモデルに執筆。累計17万部の人気作で、これまでマンガ化やテレビアニメ化、舞台化されてきた。道場の長男として幼いころから柔道を続けてきた大学1年生の坂東晴希(横浜さん)がけがをきっかけに柔道をやめ、親友の橋本一馬(中尾さん)と共に男子チアチームの結成を目指す青春物語。
映画のパフォーマンスシーンはキャストによる実演で、撮影に向けてキャストは約3カ月にわたりトレーニング。ドキュメンタリーDVDは、キャストがチアリーディングのトレーニングに悪戦苦闘する日々を追った内容となっている。価格は2980円(税抜き)。
チアリーディングのトレーニングのことは撮影期間から聞いていましたが、こうやって映像で見ると私たちの想像を絶するような苦しさがあったんだろうなと改めて思いました。でもたとえどこかを痛めていても、みんな諦めるどころか、むしろ前のめりに、吹き替え(スタントなど代理が演じること)じゃなく自分たちでやり切ろうする姿に心動かされました。映画の最後のパフォーマンスシーンは、本気で取り組んだ練習期間があったことが想像できるような、本物のチアリーディングになっていると思います。20代前半に何カ月もかけて、体を存分に使って撮影に挑んだ経験は、きっとずっと忘れないもので、一生の財産になったんじゃないかと思います。みんなの笑顔が本当に輝いていて、まさに青春だなと感じました。
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