良いこと悪いこと
第8話 7人目、だーれだ?
12月6日(土)放送分
女優の有村架純さんと俳優の坂口健太郎さんが出演し、今夏WOWOWで放送される「連続ドラマW そして、生きる」の撮影がこのほど、岩手県盛岡市で行われた。これまで共演の多い坂口さんについて有村さんが「年を重ねていく中でその瞬間を一緒に過ごせるのは貴重な存在」といい、「役について深く考えながら真摯(しんし)に取り組んでいる印象」と絶賛すると、坂口さんは「ありがとうございます」と照れている様子だった。
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同作は、有村さん主演で2017年に放送されたNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の脚本を手がけた岡田惠和さんのオリジナルヒューマンラブストーリー。映画「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」などの月川翔監督がメガホンをとる。
盛岡市は、ドラマの重要な舞台の一つで、主人公・瞳子(有村さん)が生まれ育ち、女優を志すようになった地であり、震災後に気仙沼でのボランティア活動で出会ったもう一人の主人公・清隆(坂口さん)と心を通わせあう重要なシーンの撮影が行われた。
有村さんは台本について「悪い人が出てこない、岡田さんらしい台本だなと思いました(笑い)。“そして、生きる”というタイトルの通り、一人の登場人物の人生がちゃんと描かれている印象が強かったです。それぞれの心情が繊細で、しっかり考えて演じないと浅いものになってしまうと感じたので、細部までくみ取れるように読ませていただきました」とコメント。
岡田さんの作品は初出演という坂口さんは「登場人物一人一人の感情が丁寧に描かれている台本で、東北の地に来て清隆の気持ちがより理解できた部分もありますし、きれいごとだけではない“生きていくということ”を改めて考えさせられました。その場所で生きている瞳子と清隆の関係性を美しく出せていけたらいいなと思いました」と明かした。
坂口さんは有村さんについて「ご一緒させていただいた作品は、僕にとって大切なものになっていますし、特に印象に残っているキャラクターは有村さんとご一緒することが多いなと今回ドラマの本を読んで思いました。自分にもすごく影響を受ける役をやっている時に有村さんがそばにいてくれるなという気がします。有村さんは初めてご一緒した時からその役をちゃんと生きている女優さんだなと感じています」と語った。
ドラマは、WOWOWプライムで今夏放送。3歳の時に交通事故で両親を亡くし、岩手・盛岡で暮らす伯父に引き取られた生田瞳子(有村さん)は、天真らんまんに育ち、地元のアイドルとして活動するなど女優を志していた。19歳になった瞳子は東京で開催されるオーディションに挑もうとするが、本番前日の2011年3月11日、東日本大震災が起きる。半年後、瞳子は宮城・気仙沼でのボランティア活動に参加。そこで、学生ボランティア団体の運営メンバーである東京の大学生・清水清隆(坂口さん)と出会う。瞳子は穏やかで整然と現場を仕切る清隆の笑顔に違和感を覚える。清隆は過酷な運命を背負っていて……というストーリー。
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