海に眠るダイヤモンド
最終話前編(9話) あの夜
12月22日(日)放送分
宮藤官九郎さん脚本の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の第15回「あゝ結婚」が21日放送される(NHK総合で日曜午後8時ほか)。4年後に向け再出発したばかりの四三(中村勘九郎さん)に見合い話が浮上する。相手は夫の重行(高橋洋さん)を亡くしたスヤ(綾瀬はるかさん)。実は、四三の兄・実次(中村獅童さん)が、新しい跡取りを探し始めた重行の母・幾江(大竹しのぶさん)に「四三を養子に」と提案していて……。
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故郷の熊本に帰って早々、思いも寄らない展開に戸惑う四三だったが、幾江と実次に強引に押し切られる形で、かつて思いを寄せていたスヤと晴れて祝言をあげることに。しかし、四三はスヤを残して東京へ。次のベルリンオリンピックで勝つために、四三はスヤの理解を得て練習に打ち込む。その姿と重なるように、浜松の浜名湖では、河童(かっぱ)軍団と称する若者たちが日本泳法のけいこに励んでいた。ちょうど旅で浜松にいた孝蔵(森山未來さん)は、自分の寄席をよく見に来ていた少年を河童たちの中に見つける。
「いだてん」は、日本人が初めて五輪に出場した明治の終わりから、東京に五輪がやってきた1964年までの約半世紀を描くオリジナルストーリー。テーマは「東京とオリンピック」。大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、86年の「いのち」以来33年ぶり。勘九郎さんが日本で初めて五輪に参加したマラソン選手の金栗四三、阿部サダヲさんが「東京オリンピック」実現に執念を燃やす政治記者の田畑政治を演じ、リレー形式で主演のバトンをつなぐ。
第14回「新世界」では、ストックホルムオリンピックを終えた四三は、4年後に向けて再出発を図るが、報告会で大勢の高師の仲間が四三の健闘をたたえる中、敗因を問いただす女性が出現。永井道明(杉本哲太さん)の弟子・二階堂トクヨ(寺島しのぶさん)だった。永井とトクヨはオリンピックでの敗北を受け、娯楽スポーツではなく強じんな肉体を作る体育の推進を改めて主張し……という展開だった。
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