歴史秘話ヒストリア:今夜「百舌鳥・古市古墳群」特集 “古墳ガール”渡邊佐和子アナが語る魅惑の世界

「歴史秘話ヒストリア」案内人を務める渡邊佐和子アナウンサー=NHK提供
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「歴史秘話ヒストリア」案内人を務める渡邊佐和子アナウンサー=NHK提供

 29日放送のNHKの歴史番組「歴史秘話ヒストリア」(総合、水曜午後10時半)は、世界遺産登録が確実視されている大阪の「百舌鳥・古市(もず・ふるいち)古墳群」を特集する。今年4月から同番組の3代目案内役となった同局の渡邊佐和子アナウンサーは、週末の古墳巡りが趣味という“古墳ガール”。そんな渡邊アナに、古墳の魅力や番組の見どころを語ってもらった。

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 古墳の魅力について、まずは「何といってもその形」と話す渡邊アナ。小高い丘やこんもりした森のようにも見える古墳だが、「大きさも高さも形も、個性があるところが面白いです!  今回の『ヒストリア』でご紹介する大山古墳は、日本最大の前方後円墳。全景を見ようと思っても、そう簡単にはいきません」とした上で、「そこで今回は、ヘリコプターに乗って空から古墳に迫りました。新緑に桜、この季節ならではの古墳の姿がぜいたくな映像です。ぜひじっくりとご覧ください」と番組をアピールする。

 また渡邊アナは、今回の取材中にヘリから古墳群を個人的に撮影したといい、「思わず『可愛い……』とつぶやいてしまう一枚。大切に保存しています」とご満悦の様子で、「最近は、新幹線に乗りながら、地図に表示される古墳を、実際の風景の中に探しながら眺めるのがマイブームです」と明かしている。

 渡邊アナの古墳巡りは、関東から九州まで広範囲に及び、「大きなものから見逃してしまいそうなくらい小さなものまで。長い年月の間に木々が茂って、自然の一部に溶け込んでいますが、実は、1000年以上も前の時代に、土や石を一つ一つ人の手で積み上げて造り出されたということに立ち返ると、感慨深いものがあります」としみじみ。

 渡邊アナによると傾斜も古墳の魅力の一つで、「古墳によっては登るとかなり傾斜があります。その時は必ず、一歩一歩かみ締めながら登る。これが古墳を味わうポイントだと思います」と話していた。

 さらに「古墳に行けば、その土地の古代の物語が見えてきます」と実感する渡邊アナは、「どんな人が権力を持っていたのか、どんな地形だったのか、建造にはどれほどの労力がかかったのか、さまざまな思いを巡らせることができます。しかも、登れば、当時のままの姿を体感できる!」と力を込めると、「こんなに楽しくて身近な歴史遺産はありません。この古墳愛を持って、大阪が誇る百舌鳥・古市古墳群の魅力に、空から模型から、さらには古墳建造に使われた道具など、さまざまな角度から迫ります!」と視聴者に呼びかけていた。

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