緊急取調室 (2025)
第7話 赤い殺意
12月4日(木)放送分
12年ぶりに復活した金曜ナイトドラマ「時効警察はじめました」(テレビ朝日系、金曜午後11時15分※一部地域を除く)に出演する麻生久美子さん。久々にタッグを組んだオダギリジョーさん演じる霧山修一朗と、麻生さん演じる三日月しずかが、12年前と変わらぬ掛け合いを見せ、話題となっている。「時効警察」への出演で「コメディー作品が好きになりましたし、芝居の可能性が広がった」と話す麻生さんに、作品や”三日月くん”への思いを聞いた。
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「時効警察」は、時効が成立した事件にスポットを当てたコメディーミステリー。オダギリさん演じる総武警察署時効管理課の警察官である霧山修一朗が、交通課の三日月しずからを巻き込んで、“趣味”で時効が成立した事件を捜査する姿を描く。
12年ぶりの復活について、麻生さんは「きっとやらないだろうなと思っていました(笑い)」と率直に語り、「『もしかしたら、またやるかも』というお話が、何度かあったのですが、その度実現しなかったので。今回もそうなるだろうと、撮影のギリギリまで思っていました」と笑う。
三日月のトレードマークといえば、ツインテールのヘアスタイルが思い浮かぶが、「まさかまたツインテールをやるとは思っていなかったので、見るのが怖いです(笑い)。12年たって、40歳であの髪はどうなんだろうかと思っています」と照れ笑い。
12年前のブランクを感じさせない、霧山と三日月の会話劇が話題だ。麻生さんは、オダギリさんとはずっと会っていなかったため「最初の会話は少し緊張しました」というが、「すぐに以前のような掛け合いになって、懐かしく感じました」。
オダギリさんは「麻生さんがいないと『時効警察』は成立しないと思っている」「麻生さんが裏番長」と、「時効警察」における麻生さんの存在の大きさを語っていた。麻生さんに、このことを聞くと、「私をやたらと上げてくれるんですけど、いじめっ子なんですよ!」と照れ笑い。
続けて「オダギリさんはすごいです。以前の『時効警察』の時から思っていましたけど、何をしても、正解にしてしまう人。どんなものを求められても、対応するんです。ご本人には、役によってどの引き出しを開けるかの線引きがあるんでしょうけど、何でもできちゃうんですよね」と、絶賛していた。
麻生さんにとって、三日月の存在とはどのようなものなのか? 改めて聞くと、「とても大切で、一番演じている役でもありますね。とは言っても、私っぽいわけでもないんですけど(笑い)。一番、愛情を注いでいる役です」としみじみ。
また、「思ったことを一番素直に表現できる役かもしれないです。ほかの作品と比べて自由度が高いと思います」と語る。
これまでのシーズンでは、催眠術にかかって突然歌いだすシーンなど、ぶっ飛んだキャラクターが話題になった三日月。今作では、吉岡里帆さん演じる刑事課の新人・彩雲真空とプロレスを繰り広げる場面もあるといい、「彩雲がいいはじけっぷりで、それに対抗してプロレスをしています。新たな三日月で、彩雲もとっても魅力的ですよ」という。
また、「『時効警察』でファンになりましたと言われる機会がすごくあるんです。『時効警察』がなければ、今の私はないだろうと思えるぐらい、私にとってとても大事な作品です。これでコメディー作品が好きになりましたし、芝居の可能性が広がったと思っていますので、(監督・脚本の)三木(聡)さんにも、この作品にも感謝しています」と笑顔で話していた。
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