海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
女優の井上真央さん主演のNHK連続ドラマ「少年寅次郎」(総合、土曜午後9時)が10月19日、スタートした。第1話には寅次郎の幼少期として子役の藤原颯音(はやと)君が登場。国民的映画シリーズ「男はつらいよ」の“寅さん”としておなじみの故・渥美清さんを想起させるルックスに視聴者から注目が集まった。
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ドラマは、「男はつらいよ」の主人公・車寅次郎(寅さん)の少年時代を描いた、山田洋次監督の小説「悪童(ワルガキ) 小説寅次郎の告白」(講談社)が原作。寅次郎出生の秘密から、戦争を挟んだ悪ガキ時代、そして最愛の妹さくらに見送られて葛飾柴又の駅から旅立つ14歳までの物語。脚本は、2017年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ひよっこ」などで知られる岡田惠和さんで、井上さんは寅次郎の育ての母・車光子を演じている。
第1話は、昭和11(1936)年、歴史を揺るがす「2・26事件」の前夜、東京葛飾柴又の団子屋「くるまや」の前に赤ん坊が置かれた。光子(井上さん)は誰の子か承知の上で育てることを決める。帝釈天の御前様(石丸幹二さん)に「寅次郎」と名付けられて5年、赤ん坊はわんぱくに育つ。光子の夫の平造(毎熊克哉さん)は、そんな寅次郎が気に入らない。それでも愛情を注ぐ光子が大好きな寅次郎は、母を裏切るような事件を起こしてしまう。でも、寅次郎の心情を知った光子は? そして、さくらが誕生して……。
“寅ちゃん”こと颯音君のルックスに対して、SNSでは「すごい! ちゃんと渥美清さん感がある」「寅次郎の子役くん、寅さんそっくり」「寅ちゃん、笑うと糸目なところが本当に寅さんだ」「ものすごく寅さんだなぁw 血縁じゃないかと思うくらい」などと視聴者は感心。さらに悪ガキぶりや子供らしい笑顔、そして優しい涙に「この子の目がほんといいな」「よくこんな戦前な顔の子、見つけてきたな」「素朴な今じゃなかなか見ることもない少年にホッコリ」といった声も上がっていた。
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